定価1,361円(本体1,238円)
発売日2001年12月
ISBN978-4-7917-1083-6
■特別掲載
法の閾 ドゥルーズによるバートルビー / 大﨑晴美
特集=ナショナリズムの変貌
【討議】
九月一一日以降のナショナリズム / 姜尚中+小森陽一+松浦寿輝
【インタヴュー】
民衆的規範の行方 / 安丸良夫
【ナショナリズムと普遍性】
差異の普遍化 レイシズムをめぐるノート / 萱野三平
アフェクト 本居宣長と平田篤胤における情動の行方 / 友常勉
【エッセイ】
爆心地に立つ天皇 ナショナルな「記憶」の(再)編成をめぐって / 高橋哲哉
【ナショナリズムとグローバリズム】
帝国への欲望 「国体の本義」・「皇国史観」・「大東亜共栄圏」 / 櫻井進
ホモ・ホスティリスの悪循環 / 中尾知代
【アジア】
東アジアの冷戦とナショナリズムの再審 / 道場親信
「アジア」と「日本」に向き合う 近代日本を再分節するためのノート / 丸川哲史
【往復書簡=国家の境界線上で】
国家の境界線を越えて生じる知識/言説の政治を考えながら / 金恩実 (訳=南英恵)
往復書簡 国家の境界線上で / 岡野八代+金恩実 (訳=藤井たけし)
【韓国】
韓国の民族‐民衆文学とファシズム 金芝河の場合 / 金哲 (訳=崔真碩)
「親日ナショナリズム」の形成と破綻 「李光洙・民族反逆者」という審級を超えて / 趙寛子
【国体】
橋川文三覚え書き ナショナリズムの「心」をめぐって / 姜尚中
「平凡なナショナリズム」と「第三世界ナショナリズム」のあいだ / 轡田竜蔵
■研究手帖
形而上学者としてのフッサール / 齋藤暢人
■現代思想2001年 総目次