定価1,361円(本体1,238円)
発売日2001年7月
ISBN978-4-7917-1075-1
■特別掲載
竹内好における抵抗の問題 / リチャード・カリチマン
■歩行と思索
社会科学が推進すべきイノベーション / 岩谷宏
■追悼=フランシスコ・ヴァレラ
陽気なヴァレラ / 河本英夫
■特別掲載
教科書的文学史の出自 国民文学論の効果 / 佐藤泉
特集=帝国 グローバリゼーションへの新視角
帝国とムルチチュード / 市田良彦
【帝国とグローバリゼーション】
〈帝国〉と〈グローバリゼーション〉 / 伊豫谷登士翁
帝国主義から帝国へ 七〇年代以降の展開 / 武藤一羊
【テクスト】
主権、マルティテュード、絶対的なデモクラシー 『〈帝国〉』 をめぐる討議
/ マイケル・ハート+トーマス・ダム (訳=水嶋一憲)
危機クライシス国家の際クライシス / アントニオ・ネグリ (訳=李相旭+豊崎聡子)
【帝国主義】
帝国主義と在外居留民 「帝国意識」とその社会的基盤 / 柳沢遊
【帝国の哲学】
〈交通〉する帝国‐多数性 外部なき〈帝国〉と内在する絶対的〈外〉としての多数性 / 長原豊
『帝国(Empire)』とスピノザ / 浅野俊哉
【帝国への視点】
フェルキッシュ・ナショナリズムの行方 ハンナ・アーレントの「帝国主義」を読む / 野村真理
近代郵便制度の導入にみる国家的近代の諸相
明治初期における国家の内的再編成と周辺領域係留の戦略 / 山根伸洋
「長い二一世紀」におけるボーダー/ボディ・ポリティクス
ホモソーシャルな現実主義〈男の帝国〉の逆襲 / 土佐弘之
■研究手帖
アーティストのスタンス / 鳥光桃代