定価1,361円(本体1,238円)
発売日2002年7月
ISBN978-4-7917-1093-5
■連載――イメージと力 第5回
メタファーの壷 2 / 港千尋
■特別掲載
宗教研究の中の宗教学 ジレンマからの脱出 / 宮川英子
■思想史の中のイスラエル 第4回
ブーバーの共同体論 普遍性と特異性のアポリア / 早尾貴紀
特集=戦争とメディア
【討議】
戦争とメディア / 岩崎稔+成田龍一+吉見俊哉
【戦争とメディア】
九月一一日 二一世紀のテレビと戦争 / キャロル・グラック (訳=梅崎透)
速度の政治と 「正義の戦争」 / 姜尚中
【メディアの危機】
ミサイルとマウス テロルの時代のバーチャルな市民運動 / テッサ・モーリス‐スズキ (訳=辛島理人)
「ポスト冷戦」 の終結と日本の 「人道に対する罪」 のアメリカ化
/ リサ・ヨネヤマ (訳=水溜真由美)
【エッセイ】
トランスナショナルな想起 『悲しむことの無能力』 と 『異なる悲劇』 の彼岸に
/ セバスチャン・コンラート (訳=岩崎稔)
【メディアの中の戦争】
戦ふ観客 大東亜共栄圏の日本映画と受容の問題 / アーロン・ジェロー
テロルの記憶 オクラホマシティとニューヨークにみるアメリカのメモリアル化
/ マリタ・スターケン (訳=樹本健)
日本人の肉体と 「正しい身体」 / 河田明久
【戦争と映像】
写真と外傷 「九月一一日」 の修辞学 / 生井英考
テレビが明らかにすること 二つの実例による想像的なものの構成
/ エレーヌ・ピュイゾー (訳=水谷深)
【記憶とメディア】
先の戦争の中の先の戦争の記憶 戦利品はどこへ消えた / 木下直之
証言としての写真 ナチス強制収容所および絶滅収容所をめぐる今日の論争の争点
/ ジャック・ヴァルテル (訳=中村隆之)
フランスのテレビとアルジェリア戦争の記憶 / ベアトリス・フルーリ=ヴィラット (訳=福井悠介)
戦時下を踊る身体 唱歌遊戯から 『国民舞踊』 まで / 坪井秀人
■連載――インターネットの思想 第3回
人工知能とタイムシアリング・システム / 脇英世
■研究手帖
メチエの力 / HOLON