現代思想2003年11月号 特集=争点としての生命

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現代思想2003年11月号 特集=争点としての生命

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2003年11月

ISBN978-4-7917-1112-3

■連載――国家と祭祀 第5回
  二つの世俗的国家の間 国家神道の生起する場 / 子安宣邦

短期集中連載――ドグマ人類学の問い 第3回
  生を制定する 〈話す種〉の要請 / 西谷修

特集=争点としての生命  

【討議】
生命にとって技術とは何か / 金森修+松原洋子

【生命の争点】
現代史へ 勧誘のための試論 / 立岩真也
受肉の善用のための知識 生命倫理批判序説 / 小泉義之
「新遺伝学」 における公と私 / 松原洋子

【生命科学と公共性】
公共性、または生命の外部 / 大塚善樹
情報‐バイオテクノロジーの政治経済学批判 収斂技術の社会的帰結
 / プラディップ・N・トマス (訳=小倉利丸)
移入種問題という争点 タイワンザル根絶の政治学 / 瀬戸口明久

【共生と排除】
リハビリテーションの誤算 / 古井透
医療の論理、言語の論理 聴覚障害児にとってのベネフィットとは何か / 上農正剛
湯の沢部落と日本のハンセン病政策 / 森修一

【言説の争点】
「いのちの教育」 に隠されてしまうこと 「尊厳死」 言説をめぐって / 大谷いづみ
もっともすぐれた敵 森鷗外の公衆衛生学 / 佐藤泉
優生学と教育 「教育的」 環境操作がたどりつくところ / 桑原真木子

■研究手帖
  映画学とメロドラマの現場 / 藤井仁子