定価1,361円(本体1,238円)
発売日2003年7月
ISBN978-4-7917-1108-6
■新連載――国家と祭祀 第1回
国家神道の現在 / 子安宣邦
■連載――インターネットの思想 最終回
マイクロソフトはいかにしてインターネットを征服したか / 脇英世
特集=ウイルスとの遭遇
【エッセイ】
SARSウイルスとの遭遇 / 多田富雄
【討議】
ウイルスの戦略 / 村上陽一郎+畑中正一
【ウイルスとの遭遇】
ウイルスと出会う / 山内一也
ウイルスの出現 / 長野敬
自然の再侵襲 気候変動が示唆すること / 塚原東吾
【病と国民国家】
生を対象‐目的とする政治権力 / 長原豊
近代の夜明けと黄昏に遭遇する疫病 コレラとSARS / 長谷川敏彦
【感染とは何か】
感染と情報 / 港千尋
保菌者に関する素描 サドッホのための / 澤野雅樹
アウトブレイクの社会的効用 / 美馬達哉
【SARSの衝撃】
防疫行為と空間の政治学 / 楊念群 (訳=佐藤賢)
SARSという衝撃 感染症と中国社会 / 飯島渉
SARSの告発 台湾のSARS問題からみえてくるもの / 蕭幸君
【科学とウイルス】
リスク、不確実性、悲劇性 科学主義的リスク言説が置き去るもの / 平川秀幸
人類が生物の巧みさから学んだこと / 粥川準二
リベラル新優生学と設計的生命観 / 金森修
類的存在と生‐政治 種の境界をいかに越えるか / 田崎英明
■研究手帖
シニシズムと〈動物〉をめぐる覚書 / 清水知子