現代思想2003年4月臨時増刊号 総特集=イラク戦争

-中東研究者が鳴らす警鐘-

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現代思想2003年4月臨時増刊号 総特集=イラク戦争

定価1,100円(本体1,000円)

発売日2003年4月

ISBN978-4-7917-1104-8

【イラク戦争とは何か】
対イラク戦争 やがて歴史はどう裁くだろう? / 板垣雄三
戦争でイラクは民主化しない / 酒井啓子
対イラク戦争と 「文明化の使命」 / 大塚和夫
中東の 「再植民地化」 は失敗するだろう / 栗田禎子
アメリカとイラクそして日本のマスコミ / クロダ・ヤスマサ
イラク・日本人と日本の安全保障 / レズラズィ・エルモスタファ

【アメリカの世界戦略】
つぎの目標は中東か北朝鮮か ブッシュ政権のネオ・コン戦略 / 坂井定雄
石油文明と戦争 平和でエコロジカルな中東の未来を考える / 岡野内正
〈いやな感じ〉 イラク戦争をめぐるイスラーム的政治言説の再構築へ / 鈴木則夫
国際社会の現状と国際法秩序 / 家正治
戦争を正当化する 「中東研究」 アメリカの〈帝国〉の擁護者バーナード・ルイス / 臼杵陽
加速化するアメリカ離れの背景 アメリカのコソボ政策とその後 / 佐原徹哉

【中東の変貌】
イラク戦争と中東平和 / 丸山直起
トマホークでイラクは民主化するか / 長沢栄治
二〇〇〇年の中東システム / 宮治一雄

【中東世界の衝撃討議】
シリア フセイン政権後の不安と東アラブ地域の覇権をめぐる野心 / 青山弘之
イラク戦争とエジプト / 伊能武次
サウジアラビアの明日 / 保坂修司
次の目標? イラン / 中西久枝
アメリカはこの戦争でどこに向かっているのか、そしてイランは / 鈴木均
パンドラの箱 北イラクの火薬庫とトルコの苦悩 / 黒木英充
勝てない戦争の行方 アメリカは何を見誤ったか / 内藤正典
トルコからみたイラク戦争 / 澤江史子

【パレスチナから】
聴こえますか、あのパレスチナの声が パレスチナからの緊急メッセージ / 岡真理
イラク南部砂漠に消えた者たちの 「アラブ・アイデンティティ」 / 藤田進

【イスラーム世界への波紋】
イスラーム世界はイラク戦争をどう見るか / 小杉泰
殉教者たち イスラームとナショナリズムの乱反射 / 山岸智子
ふつうのムスリムを敵に回さないために / 飯塚正人

【歴史と日常の中から】
正義の衝突 / 後藤明
束の間のイラク 一九八九年 / 三浦徹
「ひらの人」 のネットワーク 文化人類学の視角から / 片倉もとこ
切っても切れない縁 イラク攻撃を受けて、イランからの視点 / アレズ・ファクレジャハニ