現代思想2004年10月号 特集=日本国憲法

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現代思想2004年10月号 特集=日本国憲法

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2004年10月

ISBN978-4-7917-1127-7

■連載――ことばの哲学者 第10回
  文法の本 / 池内紀

■連載――『大菩薩峠』 を読む 第7回
  民衆的世界と 「近代」、および 「帝国」 (その2) / 成田龍一

特集=日本国憲法

日本国憲法 (昭和二一年一一月三日)

【討議】
憲法を語る / 井上ひさし+小森陽一

【憲法と思想】
複数の 「憲法感覚」 に向けて 竹内好における 「憲法感覚」 の変容と安保体験 / 花森重行
一歩前進、二歩後退 / 長原豊
戦後世界と日本国憲法 続・『菊と刀』 と東アジア冷戦 / 道場親信

【憲法とは何か】
文書館の思想 / 蟻川恒正
Arma virumque cano 憲法学と 「時務の論理」 / 石川健治
「自己実現」 と人権論 / 石埼学
市民生活における自由と安全 / 小山剛
外国人の権利保障と憲法 / 近藤敦
力と信頼 / 笹沼弘志
〈国家を縛るルール〉から〈国民支配のための道具〉へ?
 「憲法とは何か?」 をめぐる改憲論の策略と混乱 / 西原博史
鏡の国の憲法学 / 棟居快行
異質な言説の温床 憲法の説き方に関する憂鬱な省察 / 渡辺洋

【憲法と世界】
それは可能なのか? ロシア・パレスチナ・日本 憲法を語る人々 / 鎌倉英也
二重の民主的正統性における代理人問題 韓国の盧部鉉大統領弾劾という事例 / 浅羽祐樹

■研究手帖
  「日本文学史」 の怪 見過ごされている“皇国史観” / 村井紀