現代思想2005年3月号 特集=松本清張の思想

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現代思想2005年3月号 特集=松本清張の思想

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2005年3月

ISBN978-4-7917-1133-8

■連載――『大菩薩峠』 を読む 最終回
  歴史小説としての 『大菩薩峠』 / 成田龍一

■連載――ニューヨーク烈伝 第4回
  反白壁アンチ・ホワイト・ウォール論 / 高祖岩三郎

■連載――建築と破壊 第5回
  斧と革命 1 / 飯島洋一

特集=松本清張の思想

【討議】
松本清張と歴史への欲望 / 小森陽一+成田龍一

【エッセイ】
仕事の現場から / 藤井康栄
『昭和史発掘』 を読む 清張史観を現代に活かす途は / 纐纈厚

【歴史】
日本の黒い霧 現代史への接近 / 藤井忠俊
事実・発掘・史料 いま再びの 『昭和史発掘』 / 有馬学

【長編小説】
『神々の乱心』 の謎を解く / 原武史
『北の詩人』 の読まれ方 あるいはナラティブに回収されないもの / 渡辺直紀

【短編小説】
転移する 「勝者の欲望」 松本清張 「赤いくじ」 を読む / 新城郁夫
清張の、女と因果とリアリティ / 飯田祐子

【事件】
七三一部隊の亡霊 帝銀事件再読 / 常石敬一
一九四九年、反革命攻勢 / 入江公康

【時代】
一九六〇年のアクチュアリティ/リアリティ / 佐藤泉
消費材としての 「歴史」 / 「フィクション」 という思想
 一九六〇年代における大岡昇平と松本清張の 「すれ違い」 をめぐって / 花森重行

■研究手帖
  趙紫陽の死と 「検閲の最高形態」 / 本田親史