現代思想2008年11月号 特集=〈数〉の思考

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現代思想2008年11月号 特集=〈数〉の思考

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2008年11月

ISBN978-4-7917-1188-8

■連載――日本を問い直す 第10回
  いま、「天安門」 にこだわる / 川田順造

■連載――通天閣 第9回
  無政府的新世界(2)
   Trans Pacific Syndicalism/Trans Pacific “New World”(上) / 酒井隆史

■連載――家族・性・市場 第38回
  税制について / 立岩真也

特集=〈数〉の思考  

【導入】
ポストモダン時代と数論幻想 / 森毅
数とは何か、そしてまた何であるべきか / 足立恒雄

【討議】
現代数論の戦略 〈数〉の過去~未来 / 黒川信重+小島寛之

【最前線】
浮遊する数学 / 田中一之
類体論と現代数学 / 吉田輝義
ガロア理論の世界観 / 伴克馬

【歴史】
エウクレイデス 『原論』 の整数論 その起源を探る / 斎藤憲
中世西欧における数概念の拡張 一四世紀イタリアの三次方程式解法を通じて / 三浦伸夫
数・量概念の変遷と近代数学の発展 代数方程式論との相関から / 但馬亨
素数――苛立と慈しみ / 本橋洋一

【哲学】
対象としての数 フレーゲの数とウィトゲンシュタインの数 / 金子洋之
数を数えることとはどういうことか カヴァイエスの 『超限順序と連続体』 読解 / 近藤和敬
順序数はどのように使われるのか / 津留竜馬

【政治】
記号と思想 / 田崎英明
〈数〉から横断‐存在へ / アラン・バディウ (訳=松本潤一郎)

【社会】
社会は計算可能か / 神成淳司

■研究手帖
  救済する法=引き裂く法? / 北村健太郎