定価1,361円(本体1,238円)
発売日2009年11月
ISBN978-4-7917-1204-5
■連載――ヴィータ・テクニカ 第2回
生態学的転回エコロジカル・ターンについて 前 / 檜垣立哉
■連載――和辻倫理学とは何か 第8回
なぜ二人共同体から始まるのか 「公共性の欠如態」 としての共同体 / 子安宣邦
■連載――リハビリテーション身体論 第8回
リープマンとリハビリテーション 失行症患者に対する認知運動療法 / 宮本省三
■連載――日本を問い直す 第22回
加害者と被害者をどのように分けるのか? / 川田順造
■連載――家族・性・市場 第48回
資産としての職・1 / 立岩真也
■連載――通天閣 第16回
飛田残月(2) 敷居の上の町・上 / 酒井隆史
特集=大学の未来
【討議】
大学の未来のために / 岩崎稔+大内裕和+西山雄二
【インタビュー】
大学に未来を / 亀山郁夫
【大学の未来】
ボローニャ・プロセスと 『大学の歴史』 アレゼールからの批判と提言 / 岡山茂
トリノからの展望 敵対のなかで発現する大学の思考のために / 白石嘉治
【現場の惨状】
自己点検という名の不快な権力作用 / 澤野雅樹
院生問題 いま、「学生に賃金を」 を考える / 秋山道宏+栗原康
【大学の可能性】
ネオリベラル・アーツ化する大学教育と 「教養」 の未来 / 村澤真保呂
われわれは大学が何をなしうるか、ということさえわかっていない / 小泉義之
【哲学への権利】
世界市民的見地における哲学への権利 / ジャック・デリダ (訳=西山雄二)
【人文学の実践】
〈言語〉の要求 人文学擁護のために / クリストファー・フィンスク (訳=宮﨑裕助)
「知」 は 「生」 を救えるか 人文学者と 「現場」 / 高秉權 (訳=藤井たけし)
■研究手帖
地域通貨とは何だったのか / 結城剛志