現代思想2009年10月号 特集=政権交代

-私たちは何を選択したのか-

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現代思想2009年10月号 特集=政権交代

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2009年10月

ISBN978-4-7917-1203-8

■連載――和辻倫理学とは何か 第7回
  人間共同体という倫理学の語り 和辻におけるヘーゲルとは何か / 子安宣邦

■連載――リハビリテーション身体論 第7回
  ジャクソンとリハビリテーション 片麻痺の臨床神経学 / 宮本省三

■連載――日本を問い直す 第21回
  八月一五日、靖国・千鳥ヶ淵・東京都慰霊堂で / 川田順造

■連載――家族・性・市場 第47回
  政権交代について / 立岩真也

特集=政権交代 私たちは何を選択したのか

【選択】
大衆の選択 / 吉本隆明
二大政党制によって加速されるこの国のポピュリズム / 森達也
変化の兆しが見えるとき / 雨宮処凛

【転換】
鳩山政権と新自由主義の行方 転換か、再編か / 渡辺治
九〇年代の記憶の想起こそが今を規定する / 小森陽一
〈常識コモンセンス〉の政治学 政権交代をめぐる 「過去」 と 「現在」 / 木下ちがや

【政治】
政治は復権するか / 姜尚中
低成長時代の政治意識 / 萱野稔人
我々はどこに回帰するのか / 関曠野

【党】
市場競争型デモクラシーへ 変容する日本政治 / 中北浩爾
自民党システムの終焉 / 野中尚人

【経済・税】
新政権の経済政策を考える / 小野善康
公平と効率が調和した税制の構築に向けて / 伊集守直

【医療・福祉】
民主党政権の医療政策とその実現可能性を読む / 二木立
民主党政権の介護政策と 「福祉の介護保険化」 / 伊藤周平
「ポスト障害者自立支援法」 のスキーム 民主党の障害者関連政策を評価する / 岡部耕典

【社会保障・反貧困】
新政権は母子家庭フレンドリーな政権なのか
 母子加算・児童扶養手当・就労支援・ジェンダー平等・子どもの貧困 / 赤石千衣子
労働者運動から 交番の数より多くの組合を / 山口素明

【教育】
教育政策の行方 新自由主義・国家主義からの転換は可能か? / 大内裕和

【安保・外交】
民主党の 「危険な」 安全保障 保守の生き残りをかける新たな選択のゆくえ / 纐纈厚
政権交代・改憲論・自衛権 民主党政権の課題と危険性 / 高作正博
日本ナショナリズムと外交 / 河辺一郎

新連載――ヴィータ・テクニカ 第1回
  ヴィータ・テクニカ哲学への序章 / 檜垣立哉

■研究手帖
  枯山水サラウンディング / 内田学