定価1,361円(本体1,238円)
発売日2009年6月
ISBN978-4-7917-1197-0
■連載――和辻倫理学とは何か 第3回
マルクスからの始まり 和辻倫理学の隠された出発 / 子安宣邦
■連載――リハビリテーション身体論 第3回
ベイトソンとリハビリテーション 情報を構築する脳 / 宮本省三
■連載――日本を問い直す 第17回
「黒い皮膚」 の自己主張、二つの極限 / 川田順造
■連載――家族・性・市場 第44回
税制について・7 / 立岩真也
特集=ミシェル・フーコー
【討議】
誤謬の勇気 / 酒井隆史+重田園江
【真理/パレーシア】
フーコーにおけるパレーシア (1982‐1984) / フレデリック・グロ (訳=柵瀬宏平)
真理を語る勇気と経験の諸位相 フーコー 「パレーシア」 講義の射程 / 廣瀬浩司
【生/実践】
〈実践〉概念の相克 フーコー最後の問題系と六八年 / 市田良彦
この執拗な犬ども / 佐々木中
【主体/自己】
〈生=セクシュアリティの技法〉の倫理 晩期フーコーの主体化概念の現在化にむけて / 新城郁夫
抵抗の不在、闘争の遍在 フーコー統治論の主体論的展開について / 箱田徹
【統治性】
フーコーのディレンマのカント的な根源 / デイヴィッド・ハーヴェイ (訳=篠原雅武)
生権力を開く / 美馬達哉
『生政治の誕生』 もしくは市民社会の系譜学 / 慎改康之
【知/権力】
フーコーのディシプリン 『言葉と物』 と 『監獄の誕生』 における生産と労働 / 小泉義之
無理な芝居の一撃 / 廣瀬純
我々の有限性をどうするか? バディウによるサルトルとフーコーの読み直し
/ フローランス・ケマックス (訳=森元斎)
■研究手帖
意識障害における境界移動、その未来像 / 戸田聡一郎