定価1,361円(本体1,238円)
発売日2009年2月
ISBN978-4-7917-1192-5
■連載――日本を問い直す 第13回
人間が国家に帰属するということ / 川田順造
■連載――通天閣 第12回
無政府的新世界(5) 借家人の精神からの〈社会的なもの〉の誕生(上) / 酒井隆史
特集=ケアの未来 介護・労働・市場
【討議】
労働としてのケア 介護保険の未来 / 上野千鶴子+立岩真也
【介護保険】
社会保障制度における介護保険制度の意義 社会保険と福祉制度からの考察 / 結城康博
【外国人福祉士】
ケアの確保をめぐって引き起こされる人の国際移動 移動する人々は多様性の一部か / 安里和晃
在日フィリピン人介護者 一足先にやって来た 「外国人介護労働者」 / 高畑幸
【高齢者】
「脆弱な生」 の統治 統治論の高齢者介護への 「応用」 をめぐる困難 / 天田城介
【社会】
「ケアの社会化」 の此/彼岸
障害者と介助者の敵対的自立へ向けて / 市野川容孝+杉田俊介+堀田義太郎
【家族】
家族の時間・家族のことば 政治学から/政治学への接近の可能性 / 岡野八代
【市場】
「周辺的」 身体と市場原理 / 竹田茂夫
ケア・再分配・格差 / 堀田義太郎
【労働】
「労働力の女性化」 から 「労働の女性化」 へ 愛の労働のゆくえ / 伊田久美子
ケアの未来 介護労働の確立と住民福祉の安定を求めて / 清沢聖子
■特別掲載
ガザのあとで / 岡真理
■研究手帖
現代の 「統治機密アルカナ・インペリイ」 / 大竹弘二