ユリイカ2000年8月号 特集=与謝野晶子

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ユリイカ2000年8月号 特集=与謝野晶子

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2000年8月

ISBN978-4-7917-0063-9

■〈南北〉の創生*2
  凡庸な大統領の肖像 / 巽孝之

■デッドマン・レッスリング――死の臨床格闘学*新連載
  来日の目的は 「Murder!」 と彼は言った / 香山リカ

■占星綺想*8
  星の観相術 / 鏡リュウジ

■耳目抄*192
  落梅の行方 / 竹西寛子

■詩
  ヤマネコタクシー 西表いりおもて島にて / 多田智満子
  伝言 その他 / 浜田優
  食景詩 (Foodscape)
   二〇〇〇年四月七日東京青山・楼雲記での展覧会のために / 也斯 (訳=藤井省三)

特集*与謝野晶子  

【晶子の声、詩の魂】
『みだれ髪』 から遠くはなれて / 吉増剛造+松浦寿輝+石井辰彦

【晶子と現代短歌】
詩型の近代、欲望の現代 / 松平盟子+今野寿美+穂村弘+荻原裕幸+加藤治郎+水原紫苑

【詩の言葉、歌の命】
祖父鉄幹への手紙 / 與謝野文子
『みだれ髪』 の構成 / ジャニーン・バイチアン (訳=小林富久子)
与謝野晶子を演じる者としての与謝野晶子 / 東直子
歌の変容と魂の持続 / 米川千嘉子

【晶子のクリティック】
歌論をめぐって 与謝野晶子と大正生命主義 / 鈴木貞美
晶子の身体への眼ざし 性欲とセクシュアリティのゆくえ / 川村邦光
愛の生活 評論家・与謝野晶子の仕事 / 川崎賢子

【『明星』 と詩歌運動】
「恋愛」 と 「象徴」 『明星』 が内包する詩史 / 和田博文
晶子と沖縄の新派歌人たち / 仲程昌徳
花咲く乙女たちのかげに 『明星』 の〈女〉と〈男〉 / 五味淵典嗣

【コラボレーション】
晶子と美術家たち 自由なネットワーク / 水沢勉+高橋世織

【資料】
年表 与謝野晶子とその時代

■ワールド・カルチュア・マップ
[フランス] スイート・パンク・ダンディ イヴ・アドリアン 『二〇〇一年、ロック・アポカリプス』 / 彦江智弘
[ドイツ] 愛と狂気と憎しみ ヴェルナー・ヘルツォーク 『わが最愛の敵』 / 瀬川裕司
[イタリア] いつも開いている劇場 / 堤康徳
[ラテンアメリカ] ポニアトウスカとの一日 / 安藤哲行
[ロシア] 脱神話化へ向かうロシア音楽研究 タラースキンとエマーソンのムソルグスキイ / 梅津紀雄
[台湾] 白先勇氏インタヴュー / 山口守
[日本] 奇蹟的な 「間」、神話的な 「鈍さ」 『太陽は沈まない』 『Quiz』 / 木村立哉

■映像の冒険
  映画と革命的自由 / モフセン・マフマルバフ [聞き手=鈴木布美子]
  たったひとりでの闘い / ギャスパー・ノエ [聞き手=陣野俊史]
  盲目のヴィジョン / フレディ・M・ムーラー [聞き手=筒井武文]

■今月の作品
  雨森沈美 片根伊六 蓮岩千夏 沢木空理 / 選=安藤元雄

■われ発見せり
  「へえ」 と答えること / 長谷部美奈江