ユリイカ2001年7月号 特集=イタリア

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ユリイカ2001年7月号 特集=イタリア

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2001年7月

ISBN978-4-7917-0076-9

■人間に関する断章*7
  友情について 1 / 中村稔

■容疑者の夜行列車*第7輪
  ハバロフスクへ / 多和田葉子

■聖母のいない国――アメリカ小説を読む*7
  禁忌なき時代、恋愛小説は死滅する イーディス・ウォートン 『エイジ・オヴ・イノセンス』 / 小谷野敦

■デッドマン・レッスリング――死の臨床格闘学*11
  愛は台上を遠く離れて / 香山リカ

■詩
  ザン・ムーでわたしは / 佐々木幹郎
  移行する緑彩における9つの出来事 / 芦田みゆき
  風のこもる遺跡 北枕のうた / 蜂飼耳

特集*イタリア  

【エッセイ】
美と真理 / 高階秀爾

【イタリア・モダニズムの饗宴】
イタリアの根底にあるもの / 四方田犬彦+岡田温司+和田忠彦
キーワード解説&ブックガイド

【格闘する言葉】
地獄の煉獄 エドアルド・サングイネーティについて知っている二、三のこと / 堤康徳
アイロニーの世代 ドメニコ・スタルノーネ / 橋本勝雄
詩人の文法 アルド・ノーヴェと同時代の詩人たちと、 / 岡本太郎
身近なバナーナ イタリアにおける日本文学 / アレッサンドロ・G・ジェレヴィーニ

【映画が語るイタリアの現在】
イタリア映画の俊英たち 1 “イタリアの母” 性とペシミズム
 / フランチェスカ・アルキブージ [聞き手=岡本太郎]
イタリア映画の俊英たち 2 心からの愛と好きな言葉 / エドアルド・ウィンスピア [聞き手=岡本太郎]
イタリア映画の俊英たち 3 静かに見つめ、穏やかに語る / マリオ・マルトーネ [聞き手=岡本太郎]

【舞台から世界へ】
ルチオ・バッティスティ 声、音、言葉、エモーション / 岡本太郎
〈声〉の力 / 白石美雪
反響する空 来日するイタリアン・インスタービレ・オーケストラ / 東琢磨
個性豊かなイタリアの演出家たち / 高田和文

【複眼的思考】
パルチザン的連繋にむけて イタリアの建築・文学・美術を横断する / 鈴木了二+松浦寿夫+和田忠彦

【光と形をめぐる経験】
女神ミューズの館を求めて ローマ滞留 / 大橋喜之
光をめぐって / 河本英夫
アルテ・ポーヴェラの現在 / 金井直

■ワールド・カルチュア・マップ
[フランス] 薔薇と茶、あるいはアトラスと琵琶 / 椎名亮輔
[ドイツ] 村上春樹、ドイツの森をゆく / 園田みどり
[ラテンアメリカ] 魔女のスープ イサベル・アジェンデ 『セピア色の肖像』 / 新谷美紀子
[ロシア] 遊び心のフルコース ボリス・アクーニンの探偵小説 / 毛利公美
[中国] 『チェ・ゲバラ』 から 『魯迅先生』 へ 張広天の伝記的音楽劇 / 飯塚容
[日本] 「反芸術」 は間違い電話のように 「アンダーグラウンド・アーカイブス1958―1976」 / 東琢磨

特別掲載
  過視的なものたち (4) / 東浩紀

■今月の作品
  小池せら 佐藤勇介 夏目美知子 / 選=安藤元雄

■われ発見せり
  Someone Do Something / 横田創