定価2,304円(本体2,095円)
発売日2002年10月
ISBN978-4-7917-0095-0
【自筆原稿】
おみまい / 矢川澄子
絵本 『おみまい』 のこと / 松田素子
【単行本未収録作品】
修辞法 / 矢川澄子
わたしのおしゃれ哲学 / 矢川澄子
《末来》について語らずにすますためのいくつかの代案 / 矢川澄子
たしかセシル・グレイだったか・・・・・・ / 矢川澄子
《有徴》ということ プレテクストとしての / 矢川澄子
不滅の少女を擁立する少女たちの大行進 / 矢川澄子
今日、いちにちの白 / 矢川澄子
わたしの 「詩と真実」 開眼の頃 / 矢川澄子
傷の来歴 / 矢川澄子
翼 / 矢川澄子
ラーゲルレーヴ / 矢川澄子
いつもそばに本が / 矢川澄子
【詩】
うさぎ小町 / 加藤郁乎
はげしく生きてきた者だけが・・・・・・ / 新川和江
“この海” の頃 My Dear Sumiko / 白石かずこ
すがおのみこ / 谷川俊太郎
wanted / 高橋睦郎
そのコ / ぱくきょんみ
ある風景への告別 / 相澤啓三
矢川澄子に / 高橋悠治
【座談会】
生涯をかけて開かせた、傷の花 / 松山俊太郎+池田香代子+佐藤亜紀
【エッセイ・インタヴュー】
水澄みてあれ / 多田智満子
私たちの半世紀 / 林小枝子
スコッペへ / 岩淵達治
“美しき魂” を送る / 松井直
昭和のアリス / 種村季弘
矢川澄子姉 / 笠井叡
「もっといますわ」 / 唐十郎
言いようもないことのうちの、一言 / 高橋たか子
矢川澄子さんのこと / 西江雅之
誰がために鐘は鳴る / 久世光彦
【再録座談会】
架空の庭のお兄ちゃん 没後10年・素顔の澁澤龍彦 / 矢川澄子+池田香代子+山下悦子
鼎談への覚書 / 池田香代子
座談会まで / 山下悦子
【論考】
少女流謫 / 齋藤愼爾
灰皿を消した少女 / 松岡正剛
「子無し主義」 からの審問 / 松田政男
身内と胎内 『失われた庭』 の僕 / 高山宏
生涯の恋愛体、純粋で、危険な・・・・・・ / 木幡和枝
ジョナサン澄子 / 四方田犬彦
私の知ってる矢川さん / 森まゆみ
矢川さんと水牛 / 八巻美恵
五月の小川をひょいひょいと / 阿部日奈子
架空少女の離魂 / 小谷真理
二つの 「庭」 のあいだで / 斎藤美奈子
過つ権利 / 高原英理
欠乏でもあり欲望でもある / 近代ナリコ
【不滅の少女に捧げる、14の作品】
作品 / 宮脇愛子
夏休み / 金子國義
1000の子ども / 合田佐和子
4ツの月 / 中西夏之
赤ずきん / 飯野和好
女王と大男 / スズキコージ
五月のテーブル 或いは庭の秘密 / 建石修治
Water on Water (水の上に水) / 渡辺逸郎
矢川さんは、すごい帽子をかむっている / 天野天街
PLANET / 柄澤膂
死者のための枕 / 内藤礼
カスパー・フィリップ・ゼゲスライヒの生涯と芸術 / 駒形克哉
眠りに就くアリス / 樋口千登世
W.Scoppe/Juli / 勝本みつる
【再録インタヴュー】
ばらいろの雲を紡いで、透明にして / 矢川澄子 [聞き手=武村知子]
没した妣に寄せる / 武村知子
【座談会】
全身でニコニコしてたひと、矢川さんのこと / 室野井洋子+知久寿焼+原マスミ
■ 矢川澄子年譜初稿 / 編=郡淳一郎
■ 矢川澄子書誌・著作翻訳年表稿 / 編=室野井洋子