ユリイカ2002年8月号 特集=島うた

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ユリイカ2002年8月号 特集=島うた

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2002年8月

ISBN978-4-7917-0092-9

■連載
  私の昭和史 8 / 中村稔

■魔術的跛者*5
  海賊島奇譚 / 種村季弘

■魔法の石板*8
  「近しい人」 のムーヴメント / 堀江敏幸

■耳目抄*212
  ジャンヌ・モローを観た / 竹西寛子

■詩
  樹の詩 三つ / 高橋睦郎
  日課 / 荒川純子
  愛のことなんて知らなくていい それを感じることさえ出来るなら ほか一編 / 田口犬男

特集*島うた  

【島うたの過去‐現在‐未来】
伝統を内破する〈うた〉 / 大島保克 [聞き手=東琢磨]
大島保克、沖縄音楽の伝統とその再創造 / エド・バクスター (訳=松村伸一)

【島うたの力】
レーベルという運動体 / 神谷一義
「小さな」 ものたちの世界 / 東琢磨

【〈島うた〉の旅】
宇宙規模の偶然の一致 / 宮沢和史+アルフレッド・カセーロ+ウァルター・ドミンゲス (訳=棚橋潔)

【世界化する島うた】
アイランド・ミュージックとともに / ボブ・ブロッズマン [聞き手=ジョン・ポッター] (訳=今井幹晴)
島うたが世界を駆け巡る / 平安隆

【奄美という地勢】
奄美の島うたを録る / 森田純一
奄美島唄の現在 / 酒井正子
元ちとせの 「神宿る声」 にみちびかれて / 仲井勇司

【移動する人々の魂】
はじまりの “ウタ” の衝迫力 元ちとせ、UAをめぐって / 本山謙二
タビする奄美シマウタ あるいは奄美シマウタのJポップ化? / 高嶋正晴
ディアスポラの島唄 神戸から / 大橋愛由等

■ワールド・カルチュア・マップ
[アメリカ] 騙し、騙され あるいは社会の鏡としての演劇/映画 / 日比野啓
[アメリカ/ラテンアメリカ] ロビー・アミーンに会う 西新宿、東京にて / 杉浦勉
[フランス] ぼくが伯父さんと選挙へ出かける日 / 彦江智弘
[フランス] ベルリンのブーレーズ / 笠羽映子
[ドイツ/オーストリア] ヒトラーの女性秘書は何を見たか
                 A・ヘラー&O・シュミーデラー 『死角について』 / 瀬川裕司
[イタリア] ソウル、青の不在 / 堤康徳
[ラテンアメリカ] フィクションとノンフィクションのあいだで
             ハビエル・セルカス 『サラミスの兵士たち』 / 安藤哲行
[ロシア] ロシア国歌の歴史 / 梅津紀雄
[中国] 北京人芸の五〇周年 / 飯塚容

特別掲載――世界文学の潮流
  『パウダリーノ』 をめぐって ウンベルト・エコ最新インタヴュー
   / ウンベルト・エコ [聞き手=トマス・シュタウダー] (訳=谷口伊兵衛)

■今月の作品
  鳥居万由美 後藤美和子 山崎ひろ 剣月亨 坂本恒信 / 選=小池昌代

■われ発見せり
  手荷物拝見 / 石橋今日美