ユリイカ2002年3月号 特集=マフマルバフ

-『カンダハール』 への旅-

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ユリイカ2002年3月号 特集=マフマルバフ

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2002年3月

ISBN978-4-7917-0086-8

■連載
  私の昭和史 3 / 中村稔

■魔法の石板*3
  螺旋状の仕事 ジョルジュ・ペロスの方へ(Ⅲ) / 堀江敏幸

■耳目抄*208
  第一回配本のこと / 竹西寛子

■詩
  神の子犬 / 藤井貞和
  BIRTHDAY / 和合亮一

特集*マフマルバフ 『カンダハール』 への旅

【アフガニスタンへの眼差し】
『カンダハール』 をめぐって / モフセン・マフマルバフ+西谷修

【来日記者会見】
『カンダハール』 来日記者会見 / モフセン・マフマルバフ
『カンダハール』 主演女優 来日記者会見 / ニルファー・パズィラ

【マフマルバフとは誰か】
三枚の絵 / モフセン・マフマルバーフ (訳=石井啓一郎)
路傍の絵描きに出遭ったこと / モフセン・マフマルバーフ  (訳=石井啓一郎)
『サイクリスト』 演出ノート / モフセン・マフマルバフ (訳=貫井万理)
『行商人』 をめぐって / モフセン・マフマルバーフ (訳=貫井万理)

【『カンダハール』への/からの旅】
オマル師 顔なき器官の秘密 / 港千尋
カンダハール、あるいは沙漠の青い石 「しかし、同時に」 ということ / 岡真里
マフマルバーフとイラン社会 / 鈴木均

【マフマルバフの戦略】
「トラヴェリングとは道徳的なことがらである」 / 梅本洋一
ナイフと植木鉢 モフセン・マフマルバフのアンガジュマン / 岡村民夫
ピスタチオの味 マフマルバフとイラン映画の現在 / 野崎歓
「帝国」 の映像 9・11と映画 『カンダハール』 / 鴻英良

【映画監督のみたマフマルバフ】
正義派に潜む善意と善人の振りをした悪党 / 佐藤真
微かな希望、武器としての映画 / 土屋豊
放埓な自由の根源にあるもの / 森達也
フィクションは 「間」 の人間を排除する。 ニューヨークのアフガニスタン・コミュニティ / 船橋淳

【映画的想像/創造の射程】
現実への視線としたたかな戦略性 マフマルバフの映画をめぐって / 鈴木布美子
方法悪としての近代 モフセン・マフマルバフ論 / 阿部嘉昭
直下型マフマルバフ / 豊島重之
モフセン・マフマルバフ、あるいは複製技術時代の芸術家 / 北小路隆志

【マフマルバフの道程】
マフマルバフ フィルモグラフィ / 鈴木均
マフマルバフ・ファミリー フィルモグラフィー

■ワールド・カルチュア・マップ
[イギリス] 声の旅路 サリー・ポッター 『耳に残るは君の歌声』 / 本橋哲也
[フランス] 回帰するアラン・ロブ=グリエ / 國分俊宏
[フランス] ブーレーズ、そしてポリーニへの期待 / 笠羽映子
[ドイツ] タンツ・プラットフォルム2002へ / 副島博彦
[チェコ] チェコは写真もおもしろい / 赤塚若樹
[ラテンアメリカ] 五〇ニシテ惑ウ セサル・アイラ 『誕生日』 / 安藤哲行
[中国] メフィストの時代に生きる 史鉄生 『病中随筆』 / 山口守

■今月の作品
  セキモトタロウ 米倉佐世子 剣月亨 喜島茂夫 / 選=小池昌代

■われ発見せり
  レコードとオルゴール / 円堂都司昭