定価1,361円(本体1,238円)
発売日2002年1月
ISBN978-4-7917-0083-7
■新連載
私の昭和史 1 / 中村稔
■魔法の石板*新連載
ジョルジュ・ペロスの方へ / 堀江敏幸
■耳目抄*206
近似値について / 竹西寛子
■詩
夜があけるその一瞬 / 大下さなえ
伝言 / 木坂涼
宇宙の音域 / 来住野恵子
特集*ビョークの世界
【ビョークの 「言葉」】
変わることのない世界で音楽を続けること 『ヴェスパタイン』 来日公演公式記者会見より / ビョーク
【ビョークの 「魅惑」】
俗世に舞い降りた妖精 / 荒木経惟
欲望の純粋な化身 / coba
狼の歌声 / 加藤登紀子
心象風景 / 坂本美雨
月の女神の三つの高楼 / 津原泰水
【ビョークの 「魂」】
出身地 : レイキャビック、宗教 : 音楽、イマジネーション : 無限。
【ビョークの 「音楽」】
「声」 のヴァージョン・アップ / 佐々木敦
ビョークの身体、音楽、ことば / 小池昌代
地上のあたたかい眠りのために。 / 木村立哉
〈異教徒ペイガンズ・ポエトリーの詩〉は聴こえるか / 東琢磨
【ビョークの 「映像」】
ビョークはいかにして 「ビョークの穴」 を出ることができるか / 陣野俊史
混沌と交信する “子供” / 越川道夫
幼形成熟ネオテニーの哀しみ ビョークの人形愛 / 田中純
【ビョークの 「ファッション」】
女帝と仕立て屋たち ビョークによる90年代モード史 / 湯山玲子
【ビョークの 「地形」】
変幻するサウンドスケープ表象 熊のぬいぐるみからボディ・ピアシングまで / 栩木玲子
北方航路 ビョークとの出会いそこね、あるいは出会いなおしについて / 上野俊哉
開け放たれた隠れ家 / 澤野雅樹
複数のコードを貫く歌声 『ダンサー・イン・ザ・ダーク』 論 / 篠原一
【ビョークの 「女性」】
ビョーク、火星の天使 / 大原まり子+小谷真里
【ビョークの 「資料」】
ビョーク ディスコグラフィー / 新谷洋子
■ワールド・カルチュア・マップ
[アメリカ] 響きの聞こえるほうへ 『echoes エコーズ』 舩橋敦監督に聞く / 篠儀直子
[ラテンアメリカ] ペドロ・ピエトリに会う イースト・ヴィレッジ、NYCにて / 杉浦勉
[フランス] 世界の物体は言葉である ピエール・アルフェリ インタヴュー / T・マレ&A・ディソン
[ドイツ] 救済への三九秒 トーマス・レーアの 『春』 / 園田みどり
[キューバ] アレナスの声 アレナス全詩集 『インフェルノ』 / 安藤哲行
[ロシア] 風景をひきよせる詩 ゲーデックとインゴルト / 鈴木正美
[中国] 上海の国際小劇場演劇祭 / 飯塚容
■ユリイカの新人
祝日 / 栗原知子
■われ発見せり
土地の記憶/天の群星(ムリブシ)や / 黒澤亜里子