定価1,361円(本体1,238円)
発売日2003年2月
ISBN978-4-7917-0100-1
【対話】
役者の呼吸、演出家の意識 / 松尾スズキ+野田秀樹
ナンセンスというセンス / 松尾スズキ+ケラリーノ・サンドロヴィッチ
「大人計画」の世界性をめぐって / 松尾スズキ+内野儀
【特別掲載・戯曲】
『業音』初稿→決定稿 松尾スズキ・思考の軌跡 / 松尾スズキ
【エッセイ&イラスト・エッセイ】
キワキワを駆ける犬 / 竹内銃一郎
シャイでなければ人間じゃない / 松岡和子
不要想像力多産系の大立者として。 / 糸井重里
私の知っている、松尾スズキという恐怖 / 三池崇史
スズキスキスキアラキッス / 荒木経惟
松尾スズキさんの楽屋 / 安野モヨコ
150dpi松尾 / 山本直樹
スズキ・マツオの話 / 河井克夫
『SEX KINGDOM』から『COUNT DOWN』までのこと / やまだないと
【女優インタヴュー】
人間の正直な姿を演じて / 奥菜恵 [聞き手=長谷部浩]
すべてをさらけ出した時、聴こえてくる音 / 荻野目慶子 [聞き手=長谷部浩]
SM的快楽の演出 / 秋山菜津子 [聞き手=長谷部浩]
裸のテロリスト / 片桐はいり [聞き手=長谷部浩]
【松尾スズキ論/大人計画】
破局の笑いと叙情 松尾スズキとミュージカル / 扇田昭彦
女優という虚構 インタヴューを終えて / 長谷部浩
リストカットする制度 松尾スズキと「小劇場」 / 森山直人
僕と松尾さん / 土屋亮一
『ニンゲン御破産』稽古場レポート / 江本純子
松尾スズキを読み返す日々 / 枡野浩一
【座談会】
松尾さんとのビミョーな関係!? / 宮藤官九郎+荒川良々+井口昇
【松尾スズキの戯曲を読む】
愛(の欠如)と認識の出発 『手塚治虫の生涯』(大河演劇『親切伝』序説)’88 / ウニタモミイチ
死と親切 『マイアミにかかる月』(『親切伝』シリーズ第二弾)’89 / ウニタモミイチ
超虚構メタフィクションの本懐 『嫌な子供』(『親切伝』完結編)’89 / ウニタモミイチ
戯曲の達人 『ゲームの達人』’90/’93 / 豊崎由美
でたらめな力技 『猿ヲ放ツ』’91 / 豊崎由美
構造化か反構造化か 松尾作品が、「立派な」演劇になる前 『溶解ロケンロール』’91 / 北野圭介
幸福でない王子のいる風景 『冬の皮』’92 / 谷岡健彦
瓦礫の町に一人で立って 『キレイ』’00 / 谷岡健彦
松尾、既知ガイ 『SEX KINGDOM』’93 / ノゾエ征爾
ダサい会話を笑う 『鼻と小箱』’93・『洞海湾』’97 / 野呂彰夫
松尾スズキが×××××を!? 『嘘は罪』’94 / 植田裕一
生まれ変わりませんように 『ちょん切りたい』’95 / 荻野哲矢
ぬるい地獄の死に方 『生きてるし死んでるし』’97/’98 / 荻野哲矢
虫けらは、虫けらである 『ファンキー』’96 / 越川道夫
「成熟」を奪われた世界の自由と希望 『ヘブンズサイン』’98 / 田中和生
松尾スズキの毒 『母を逃がす』’99の性経済システム / エグリントン佐藤みか
松尾スズキの毒/愛 『エロスの果て』’01とゲームの終わり / エグリントン佐藤みか
修復不能な家族の肖像 『マシーン日記』’96/’97/’98/’01・『悪霊 下女の恋』’97/’01
/ 内野儀
「八〇年代」へのクリティカルな一撃 『ふくすけ』’91/’98 / 内野儀