ユリイカ2004年12月号 特集=宮崎駿とスタジオジブリ

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ユリイカ2004年12月号 特集=宮崎駿とスタジオジブリ

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2004年12月

ISBN978-4-7917-0127-8

■生成するマラルメ*16
  二冊の豪華詩集 / 柏倉康夫

■耳目抄*236
  回路はあるか / 竹西寛子

■絵はがきの時代*7
  絵はがきの中の奥行き / 細馬宏通

■詩
  さかな / 吉田加南子

特集*宮崎駿とスタジオジブリ

【ジブリの舵取りかく語りき】
「動く城」 の一言で、アニメは始まる / 鈴木敏夫+稲葉振一郎

【エッセイ】
宮崎アニメのコツ / 藤森照信
無敵の少女戦争 / やなぎみわ

【『ハウルの動く城』 解読】
魔法使いは誰だ!? / 小谷真理
スタンダードはお好き? 『魔法使いハウルと火の悪魔』 の宮崎流アレンジ術 / 青井汎
文脈に抱かれ、自由を夢見ること / 茂木健一郎
動く城の系譜学 心的ネットワークのトポスとして / ドミニク・チェン
2004年アニメーション巡礼 『ハウル』 と動かなかった城 / 大塚ギチ

【ポストジブリの胎動】
スタジオジブリとそれ以外!? ポスト2004年をねらうアニメスタジオの現状と展望
 / 神山健治+鶴巻和哉+藤津亮太
「強度ある物語」 を求めて / 新海誠+藤津亮太

【宮崎アニメの構成要素】
プロデューサーの正体 スタジオジブリ、宮崎駿と鈴木敏夫 / 氷川竜介
島本須美の系譜 ジブリ作品と声優 / 小川びい
「映画音楽の核心」 への回帰 《人生のメリーゴーランド》の意味するもの / 前島秀国
魂のジャンルのために 宮崎作品におけるアニメーションとアレゴリー / 池田雄一

【アニメーションの名匠による翻訳作法】
プレヴェールというリアル 高畑勲訳および注解 『ことばたち』 をめぐって / 高畑勲+中条省平

【社会体としてのスタジオジブリ】
生きるということと、あたたかさの記憶。 宮崎駿のなかの 「労働」 と 「仲間」 / 木村立哉
〈宮崎駿論〉解析攻略必勝ガイド 『千と千尋の神隠し』 がソープランド映画だって!? / 栗原裕一郎
ジブリ美術館の挑戦 幻想空間は何を誘発するか / 高橋瑞木
ネズミとモンスター ポスト冷戦とソフトパワーの地政学 / 清水知子

【年譜】
スタジオジブリの歩み ハイコスト、ハイリスク、ハイリターンの二〇年 / 藤津亮太

■ユリイカ2004年 総目次

■今月の作品
  梅津郁子 関本昭太郎 杉本恵理 / 選=井坂洋子

■われ発見せり
  アンパンマン伝播 / 大鋸一正