定価1,361円(本体1,238円)
発売日2004年6月
ISBN978-4-7917-0120-9
■絵はがきの時代*2
セルロイド・エイジ / 細馬宏通
■生成するマラルメ*10
私の〈思想〉はそれ自身を思考し・・・・・・ / 柏倉康夫
■チェーホフを読む*8
四十七歳の憂鬱 2 / 宮沢章夫
■耳目抄*231
空にのみ規律残りて日の沈み / 竹西寛子
■詩
花粉 / 和合亮一
夏宵まちこ / ぱくきょんみ
特集*鉄道と日本人 線路はつづくよ
【対話】
鉄道はどこへゆくのか 地方から見る / 原武史+関川夏央
【近代の夢を乗せて】
鉄道とわたし 理系少年にならなかった鉄っちゃん / 小池滋
漱石の鉄道クロニクル / 長山靖生
小説装置としての 「鉄道」 / 武田信明
「あじあ」 という歴史 / 高橋団吉
汽車に匂いがあった頃 / 田中眞澄
【紙の上を走る 「鉄道」】
乗る阿房に、読む阿房、同じ阿房なら・・・・・・ / 尾方一郎
“鉄道に惚れた”作家の系譜 / 原口隆行
「点」 と 「線」 の変容 鉄道とミステリの接点をめぐって / 末國善己
まず乗り、観て、降り、歩く 鉄道ライター三十余年 / 種村直樹
【いつも、そこにレールが・・・・・・】
在来線のある風景 新幹線でもなく高速道路でもなく / 山根伸洋
夢のタイムラグ ゆいレールと沖縄 / 多田治
いつも大塚駅で・・・・・・ / 大杉重男
【鉄道文化の現在】
女子鉄ライフのススメ・・・・・・? / 酒井順子
鉄ちゃん教育 / 野崎歓
一九五〇年代の国鉄建築はいかに優れていたか / 五十嵐太郎
車両デザインとキャラクター JR九州の場合 / 恵知仁
【ブックガイド】
鉄道を知るための 「良書」・18選 / 大橋すず子
■われわれは殺されたがっている 渡部謙作 『ラブドガン』 と殺し屋映画の系譜 / 阿部嘉昭
■今月の作品
佐藤竜彦 島田奈都子 小木曽淑子 岩槻渉 / 選=井坂洋子
■われ発見せり
童貞という名の商品価値 / 神山健治