定価1,361円(本体1,238円)
発売日2005年2月
ISBN978-4-7917-0130-8
■生成するマラルメ*18
息子、父、母 / 柏倉康夫
■耳目抄*238
初めてのこと / 竹西寛子
■絵はがきの時代*9
カードとディスプレイ / 細馬宏通
■詩
世拾い人 / 小島数子
特集*ギャグまんが大行進
【リジョイス! 文化祭 in DEEP】
ギャグというエクスタシー / しりあがり寿+春日武彦
【巨匠たちの肖像】
世の中はどんどんいいかげんになっていく。それでも廻る。 いしいひさいち論 / 安田謙一
かわうそ化するポストモダン 吉田戦車から見た日本社会 / ドミニク・チェン
モグラとサルの闘争 古谷実の反ブルジョア精神 / 小泉義之
【起承転結を脱構築する】
性差と4コマ / 矢部史郎
大阪は 「ぼのぼの」 やねん。 『あずまんが大王』 から見た萌え、四コマ、マンガの現在 / 伊藤剛
『自虐の詩』 を奇跡と捨て置くのではなく 小池田マヤ論 / 栗原裕一郎
【メイド・イン・『ジャンプ』】
黄昏のハジケリスト 澤井啓夫 『ボボボーボ・ボーボボ』 の悲壮なたたかい / 武村知子
不可解な歌と、笛の音にのせて。 うすた京介と第三世代の笑いについて。しかも、とりとめなく。
/ 足立守正
【デビュー20周年記念特別描きおろし作品】
走れ!マッパでナニの道 / 永野のりこ
【必敗のフィギュール・断章】
少女マンガのギャグ 武石りえこと永野のりこ / 小谷野敦
剥き出しの少女・ギャグ・マンガ 新井理恵 『×─ペケ─』 をめぐって / 七尾藍佳
「無敵の人」 への負け犬の遠吠え 松田洋子の長征に寄せて / 太田晋
【ひらかなのポエティクス】
いま詩ろたか詩 / 松本圭二
すべては 「にがおえ」 になる おおひなたごうのスタイル / 石岡良治
【これはギャグではない】
描線のデュナミス 児嶋都 「笹江さん」 における表情の問題 / 高橋明彦
増殖式 駕籠真太郎漫画の笑いについて / 阿部嘉昭
【その歴史-地政的配置】
ギャグマンガ・マッピング2005 / 斎藤宣彦
■今月の作品
小桧山崇 岩槻渉 手塚敦史 / 選=井坂洋子
■われ発見せり
わたしたちは円環の病の中で / 更科修一郎