定価1,361円(本体1,238円)
発売日2007年2月
ISBN978-4-7917-0158-2
■連載
私の昭和史 戦後篇 14 / 中村稔
■夢の展翅*2
さあ、帰矣かえろう / 草森紳一 絵=井上洋介
■耳目抄*259
冬の嵐 / 竹西寛子
■詩
何処いずこ何様なによう如何いかが草紙そうし 2 / ぱくきょんみ
特集*戦後日本のジャズ文化
【ピアニストは笑う、笑う】
新宿からセントルイスへ、セントルイスから新宿へ
戦後日本のジャズ文化外伝 / 山下洋輔+マイク・モラスキー
【ジャズと時代は手を取り合って】
“Call and response” を求めて / 五木寛之
ネズミとジャズとカエル 勝ったのはどいつだ / 相倉久人
相倉さんのこと――ジャズ批評の夜明けを走る / 平岡正明
日本人のジャズとは / 副島輝人
私の見たジャズ喫茶 / 後藤雅洋
【ジャズの季節は終わらない】
全冷中はコレージュ・ド・パタフィジックである。
あ、間違えた。山口百恵は菩薩である。 / 菊地成孔
ジャズなんて古臭いと思っていたのに 昭和三〇年代生まれにとっての戦後ジャズ / 大友良英
東夷のころ / 平井玄
ジャズ批評の七〇年代 間章と平岡正明を中心に / 大里俊晴
ザッパと偽史と盆栽 太陽肛門スパパーンについて / 阿部嘉昭
【ジャズ、文学、エンターテインメント】
まず音を出してみろ! 失語症を超えて / 奥泉光+マイク・モラスキー
【言葉はジャズのリズムを刻む】
詩とジャズの出逢いから サム・リバースとの共演 レコーディングそしてTODAY / 白石かずこ
母語の外へ――高瀬アキ そして多和田葉子との出会い、音と言葉の 「エクソフォニー」 / 横井一江
クランペットすい星ジャズレヴュウ奇談 またの名を2525稼業曲目便覧ガイド / 平山亜佐子
【戦後から戦前へ。日本のジャズの冒険】
占領期にみる戦後日本のジャズ文化 / 東谷護
「戦前日本のジャズ文化」 へむかって / 大谷能生
ニッポンジャズ事始・異聞 かたられたもの、失われたもの / 大熊ワタル
進駐軍以前のジャズ史 ジャズアレンジの変遷 / 毛利眞人
■特別掲載
パレスチナ芸人、日本を行く モハマッド・バクリとの九日間 / 四方田犬彦
■今月の作品
峯澤典子 / 選=松浦寿輝
■われ発見せり
踊るミュージカル批評 / 長谷川一