定価1,361円(本体1,238円)
発売日2008年8月
ISBN978-4-7917-0181-0
■ザナドゥーへの道*5
探索ルシェルシュ島の樹 ピーター・ディロン船長 / 中野美代子
■ 「即興」 の解体*4
裏切りの記憶 2 / 佐々木敦
■神話社会学*新連載
大きな物語から神話システムへ 1 / 福嶋亮大
■耳目抄*275
真昼の椿事 / 竹西寛子
■詩
海へ ジャック・マイヨールの記憶に / 高橋睦郎
特集*フェルメール
【「フェルメール」 かく語れり】
燐光する天体 光の結像、あるいは視覚美術の原点 / 浅田彰×森村泰昌
【詩】
締め切りまで / 谷川俊太郎
【フェルメールに対峙する】
デルフトのフェルメール / 池内紀
フェルメールを独り占め / 佐藤亜紀
ファーミアーの室内 / 平出隆
オランダ日和 フェルメールと両眼視 / 細馬宏通
涙の源泉と光 フェルメール、眼差しは見るのでもなく、見ないのでもなく / 森島章人
フェルメール作品の前で 二〇〇四年春 《絵画芸術》 観覧記 / 北澤洋子
【斯くも小さき永遠】
フェルメール作品図版
【光の跡をトレースする】
フェルメール作品解説 / 選・解説=小林賴子
【フェルメールを読む】
深層心理のイコノロジー 「合奏」 と 「音楽の稽古」 の場合 / 喜多尾道冬
フェルメール作品に潜むジェンダーの視点 / 小林賴子
フェルメールのドラマツルギー / 尾崎彰宏
フェルメールの 「一条の白い筋」 《小路》 試論 / 高橋達史
ヤン・ファン・エイクとフェルメール
光の描出の系譜/“光学的オプティカル精微の大全スンマ”をどのように記述できるのか? / 小林典子
【一人の画家と二人の画家】
フェルメールは映画をめざす / 小川格×丹治匠
【フェルメールから派生する】
Scope 《フェルメール》 / 桑原弘明
オランダの光なんて、知らない / 七里圭
写真的絵画と絵画的写真 / 田所美惠子
【資料】
フェルメール関連略年表
■今月の作品
草野理恵子 日々ノ十夢 / 選=辻井喬
■われ発見せり
「外部」 のおもしろさ / 小田切博