定価1,361円(本体1,238円)
発売日2008年5月
ISBN978-4-7917-0178-0
■連載
私の昭和史 戦後篇 29 / 中村稔
■ 「即興」 の解体*新連載
問いのはじまり、或いはフリー・インプロヴィゼーションとは何か? / 佐々木敦
■ザナドゥーへの道*2
碑文のなかの旅人 景教僧アロポン / 中野美代子
■耳目抄*272
「西行の仮名」 展 / 竹西寛子
■追悼・石井桃子
日本語の力 / 伊藤比呂美
おはなしの世界は永遠に / 安達まみ
■追悼・草森紳一
畸人未完 / 高橋睦郎
雑踏のなかの仙境 / 川崎賢子
■詩
花縁 / 海埜今日子
特集*ラフマニノフ
【巨匠がみた巨人】
ラフマニノフ [Rakhmaninov,Sergey Vassilievich] / 吉田秀和
ラフマニノフ流はただのクセじゃない / 間宮芳生
【主要作品解説】
ラフマニノフのピアノ曲/協奏曲 / 高橋健一郎
ラフマニノフのオペラ・声楽作品 / 一柳富美子
ラフマニノフの交響曲 / 神竹喜重子
ラフマニノフの聖歌 / 折田真樹
【図版構成】
私の愛する手 ラフマニノフの肖像 / コラム=一柳富美子
【変貌と再検討】
ラフマニノフが映画になることをめぐる二三の納得ととまどい / 小沼純一
ラフマニノフは、本当に 「時代遅れのロマン派」 か? ロシア音楽史の視点から / 一柳富美子
「二者択一」 を越えて 西洋音楽史の中のラフマニノフ / 太田峰夫
ラフマニノフからマルトゥイノフへ 儀式性とミニマリズム / 鈴木正美
【ラフマニノフの基層】
「死の舞踏」 と 「ファム・ファタール」 の音楽 ラフマニノフの場合 / 喜多尾道冬
革命と亡命の音楽家ラフマニノフ / 伊藤恵子
交響曲第一番に現れるトリックスター像 / 神竹喜重子
【ラフマニノフに出会う】
イワーノフカへの道 / 小林久枝
ラフマニノフの人とピアニズム / 朴久玲
甘く、危険なラフマニノフ ラフマニノフを聴くという快楽について / 室田尚子
【名盤紹介】
ラフマニノフ名盤紹介 / 選・解説=本間ひろむ
【資料】
S・V・ラフマニノフ年譜 / 編=神竹喜重子
■特別掲載
ルネ・シャールが私たちに与えるもの 生誕百年に際して / 吉本素子
さらに時代の先へ行くために アニメ版 『空の境界』 の挑戦 / 奈須きのこ [聞き手=さやわか]
■今月の作品
ZZ・倶舎那 / 選=辻井喬
■われ発見せり
パリの調和とバリアフリー / 長谷川晶子