ユリイカ2008年4月号 特集=詩のことば

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ユリイカ2008年4月号 特集=詩のことば

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2008年4月

ISBN978-4-7917-0177-3

■連載
  私の昭和史 戦後篇 28 / 中村稔

■ザナドゥーへの道*新連載
  亡国の大使 ミカエル・ボイム / 中野美代子

■耳目抄*271
  旅の土産 / 竹西寛子

■詩
  言葉の風景 / 南保俊雄

第13回中原中也賞発表(選考委員=荒川洋治・井坂洋子・北川透・佐々木幹郎・佐藤泰正・高橋源一郎)
  最果タヒ 『グッドモーニング』
  受賞詩集より――「苦行」 「博愛主義者」 「再会しましょう」

特別掲載
  許されざる者たち 万田邦敏 『接吻』 論 / 蓮實重彦

特集*詩のことば  

【鼎談】
魂とフォーマットのあいだで 詩のことば、小説のことばとあと何か / 松浦寿輝×蜂飼耳×川上未映子
「無」 を複数の「空隙」たらしめるために
 いま新人であるということ / 稲川方人×峯澤典子×佐藤雄一

【アンソロジー】
いま詩を書くということ
   ニホンオオカミの休日 / 豊原清明
   Yシティ / 長谷部奈美江
   算数に支配される心臓を鷲掴みしたことがありますか / 宋敏鎬
   ぼ某月某日 / 和合亮一
   まみれ / 蜂飼耳
   トノサマガエルになる / アーサー・ビナード
   新生 / 日和聡子
   スターバックスで御釈迦様、蜘蛛の糸、垂れる。 / 中村恵美
   抱擁 / 久谷雉
   ただしい踝/乃田吊に捧ぐ / 三角みづ紀
   余剰信仰カミアマル / 水無田気流
   虹の橋 / 須藤洋平

【詩はどこから来たのか】
透谷君ちに、行きたくなった。 北村透谷 / 山嵜高裕
焼き尽くすべき言葉 / 青木純一
マグデブルグの半球 中原中也「地極の天使」 / 樋口覚
戦後という時代と「荒地」 / 田口麻奈
「呪われた詩人」と、その後 一九六八年の詩人たち / 絓秀実

【「詩人」 とはだれか】
世界の中の微細な力を信じて / 谷川俊太郎 [聞き手=和合亮一]

【詩はどこへゆくのか】
言語の過剰と詩の抒情 「二〇〇〇年代の現代詩」について / 中田健太郎
「詩」と口語の短歌をめぐる断章 / 荻原裕幸
おお かわかみ! しんでしまうとは なにごとだ! ゲームの中の詩 / 米光一成
宇多田ヒカルのカップヌードル 世界に到達する言葉 / さやわか

■今月の作品
  ZZ・倶舎那 / 選=辻井喬

■われ発見せり
  密室からの手記 / 近藤大介