ユリイカ2009年5月号 特集=クリント・イーストウッド

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ユリイカ2009年5月号 特集=クリント・イーストウッド

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2009年5月

ISBN978-4-7917-0193-3

■ 「即興」 の解体*13
  音楽的即興とは何か? / 佐々木敦

■神話社会学*9
  神話文字の書式 2 / 福嶋亮大

■耳目抄*280
  公言としての 「道義的責任」 / 竹西寛子

■詩
  忘れるまでは 草森紳一一周忌に――東海さん母子に代って / 高橋睦郎

特集*クリント・イーストウッド  

【徹底討議】
イーストウッドは何度でも甦ってしまう…… 映画における不気味なもの / 蓮實重彦×黒沢清

【インタビュー】
イーストウッド、『グラン・トリノ』を語る / クリント・イーストウッド
映画の未踏峰に向けて / ニック・シェンク [聞き手・構成=舩橋淳]

【『グラン・トリノ』を受け取るために】
横たわり、ぶらさがり、そして回転 最先端のイーストウッド / 青山真治
アブソリュート・パワー / 稲川方人
二一世紀のイーストウッドは十字架と化した 『グラン・トリノ』 を見る / 中条省平

【「西部劇」 の死後を生きるガンマン】
孤独と音響的宇宙 クリント・イーストウッドの西部劇 / 蓮實重彦 (訳=堀潤之)
西部の人、クリント・イーストウッド ジャンルの歴史の革新 / 加藤幹郎
老人とフロンティア / 越智道雄

【存在論的、映画的】
クリント・イーストウッドを巡る二、三の覚書 / 丹生谷貴志
傷跡の消滅、裸形の顔 『許されざる者』以降のイーストウッドの映画史的位置 / 吉田広明
自作自演の眼差しと身体 『許されざる者』以降の自作自演について / 古谷利裕

【音へ溶ける】
ジャーニー・スルー・ザ・パスト / 樋口泰人
世界最強の老人の鼻歌 / 大谷能生

【カメラの前/後での闘い】
天使が踏むを恐れるところ 『真夜中のサバナ』についてのノート / 篠儀直子
奴隷の闘い 『スカイ・クロラ』 vs 『スペースカウボーイ』 / 石川義正
ミスティック・リバーをめぐって フォード、ワイズマンをまねきながら / 佐藤雄一
卑屈さと卑劣さをめぐって イーストウッドの映画の中の女性 / 木村有理子

【資料】
クリント・イーストウッド監督作品ガイド / 小林宏彰・月永理絵・三浦哲哉・渡邉大輔

■今月の作品
  松原なぎ 小野絵里華 梅田直弥 日々ノ十夢 ZZ・倶舎那 / 選=伊藤比呂美

■われ発見せり
  ガンダムというしなやかな柱 / 箭本進一