定価1,361円(本体1,238円)
発売日2009年1月
ISBN978-4-7917-0188-9
■ザナドゥーへの道*10
二都物語 プレスター・ジョン / 中野美代子
■ 「即興」 の解体*9
健忘症者のインプロヴィゼーション 3 / 佐々木敦
■神話社会学*5
人間の神話的利用 / 福嶋亮大
■詩
露地の花 白秋の命日に / 高貝弘也
特集*米原万里
【米原万里と詩の関係】
ネクラーソフ・最後の詩集 『終焉の歌』 を中心とする抒情詩群(1) / 米原万里
【毒舌の原点】
罵り言葉考 / 米原万里
【「私」 を形づくってきたもの】
私とロシア、そして文読む月日 / 米原万里×沼野充義
【回想の諸相】
米原万里が詩人だったころ / 井上ユリ
通訳から作家へ 米原万里展 / 田丸公美子
魔女と貞女の間 / 多田富雄
正直アーニャ / 池内紀
【写真構成】
マーリ・イターロヴナ・ヨネハラの写真帖
【私の大学】
思い出すこと 最初の訳詩から最後の電話まで / 沼野充義
観察者という主役 / 金沢美知子
【人々のなかで】
通訳もオトコどもも通過ポイントでしかなかった活字人間 / 徳永晴美
万里さんは励まし上手 / 秋山豊寛
牙を剥いたマトリョーシカ / 久保田智子
【マーリとミール(Mapи и Mиp)】
「坂」 が好きだったひと / 佐高信
米原万里さんの上からの介入 / 佐藤優
【創作を巡って】
小咄はバカ者のマラ自慢がいちばん / 平岡正明
シベリアのマリア / 山本皓一
言語はいかに世界の見え方を条件づけるか 通訳者米原万里の食文化論について / 太田峰夫
聞きとられた反語法 二枚舌とスターリン語のはざまで / 平松潤奈
【資料】
米原万里主要著作解題 / 解説=近藤大介
米原万里略年譜
■特別掲載
エリック・ロメールとの対話
『我が至上の愛~アストレとセラドン~』 をめぐって / エリック・ロメール [聞き手=魚住桜子]
■ユリイカの新人
遊園地へ / 今唯ケンタロウ
■われ発見せり
夢ノ Grand Poem / 山嵜高裕