定価907円(本体825円)
発売日1990年11月
■Compositions libres
帽子をかぶった墓 / 山折哲雄
死都、、の感受性 / 川本三郎
ガラテアの眼 / 西垣通
「我思う故に 脳あり」か / 原マスミ
■連載――イメージの心理学*10
イメージと言語 / 河合隼雄
■連載――精神分析ノート*11
モーゼ像とマリア崇拝 隠された妻と処女降誕神話 / 小此木啓吾
■la chambre d’image イメージの部屋
快楽刺激術 / 桑原茂夫
特集=脳という宇宙 神経心理学入門
神経心理学の現在 画像診断と研究方法 / 高山吉弘
ポジトロンCTの神経心理学領域への応用 / 長田乾
MRIによる脳検査 / 吉川宏起
脳と健康 / 千葉康則
鞭打たれる脳髄 器官なき精神、身体なきマゾヒズム / 永瀬唯
脳が病む 神経内科的疾患についての覚え書 / 中村重信
正しい顔 脳局在論のイデオロギー / 高山宏
精神疾患への局在論的アプローチ / 丹羽真一
風景としての脳 破壊するまなざし・解剖学の誕生 / 布施英利
脳外科手術の現在 / 清水弘之
脳の記憶システム 機能局在と情報処理様式 / 酒田英夫
失語症患者の手記から / 大伴潔
言語機械〈ヒト〉という神話 脳と言語のダイナミズム / 浜口稔
失行に関する二、三の知見 / 坂東充秋
ボケる脳・ボケない脳 / 葛原茂樹
脳内麻薬の精神活動 創造性と依存性の分子モデル / 大木幸介
てんかんと宗教的体験 脳の異常放電活動 / 高橋正雄
女性脳は知的能力に劣るのか? 男脳優越論批判 / 杉下守弘
[図版構成] 〈脳〉陳列館 即物する..ヒト / 文・構成=浜口稔
脳研究の最先端 局在論/全体論/右脳/左脳 / 杉下守弘+加我君孝
■研究=死のぜいたくと祖霊の貧しさ
祖先と死 機械論と霊魂論 / 佐々木孝次
■研究――追悼=B・F・Skinner(1904‐1990)
無可有郷からの便りと返事 / 佐藤方哉
■連載――感情の心理学*11
快感を求めて / 安田一郎
■連載――ヒトは狩人だった*11
動物たちとの関係 / 福島章
■連載――カズイスチカ・アリエナチオニス 臨床ノート⑪
翔べないままに燃えつきた 主婦のストレス症候群 / 小田晋
■連載――フロイドを読む*11
現実喪失(2) / 岸田秀
■連載――気の科学*11
死の心理 / 湯浅泰雄