1991/04 化粧

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定価1,046円(本体951円)

発売日1991年4月

■Compositions libres
  電話の時代 / なだいなだ
  サイコ・シノロジー シナ版 『夢の本』 の夢 / 中野美代子
  世紀末気分の虚実 / 下村純一

■連載――異常体験の心理学*4
  暗黙のつながりがゆっくりとひもとかれ / 吉福伸逸

新連載――生命と自己*1
  生命との関わり / 木村敏

■連載――性格診断:12のポイント*4
  体型で人間はここまで分かる その3 闘士型体型人間の性格と問題点 / 田村正晨 絵=杉本潤二

特集=化粧  

 

【往還するメディア】
神聖な売春 詩人の化粧論のために / 鷲田清一

【視線のエロティスム】
視線が対象を創造する フランスの場合を例に / 北山晴一
化粧 儀礼的誘惑そして規格化された人工 / マリ‐テレーズ・デュフロ‐プリオ (訳=伊勢浩朗)
まなざしは、まっすぐにあなたのもとへ ビューラーのある風景 / 香山リカ

【欲望のシニフィアン】
メタファーとしての化粧 ペニスナイドと入れ墨 / 小川豊昭+阿部あや
黄色いアイシャドウ 化粧についての精神医学的私見 / 小西聖子
知覚と認識をめぐって フェティッシュとしての化粧 / 福原泰平
容貌へのこだわりの意味するもの 美醜の精神科臨床 / 鍋田恭孝

【化粧のパラドックス】
ノン化粧 江戸の娘ぶり / 森下みさ子
無臭化へむかう欲望 マイナス存在感考 / 村澤博人

【象徴のアルケオロジー】
化粧への文化史的アプローチ / 杉山二郎
他界を粧う アマゾンの赤と黒 / 武井秀夫

【関係のメタモルフォーゼ】
仮面 / ユジェニー・ルモワーヌ‐ルッチオーニ (訳=柏木治)
[図版構成] 化けること、粧うこと / 文・構成=松枝到
黒く塗れ プレ・テック・タトゥーとニュー・トライバリズム / 秋田昌美
死体化粧 / 小池寿子

【イメージ・キャンペーン】
文化システムとしての化粧品広告 / 福田敏彦
[イコン・ゾーン] 表象イメージの中の化粧

■研究=死のぜいたくと祖霊の貧しさ
  自然はけちくさいか 祖先と死 4 / 佐々木孝次

■連載――私自身によるわたし*4
  鎌倉山の頃 / 秋山さと子

■連載――夢と幻覚の構造 シニフィアンの精神病理学*4
  夢と幻覚の基本構造 運命(テュケー)の機能 / 藤田博史

■海外研究レポート
  ボロメアンの結び目は解かれるか J・G‐ラフォン 『ラカンのトポロジーと分析の臨床』 / 福本修