定価1,174円(本体1,068円)
発売日1992年5月
■Compositions libres
「自然」をめぐる画家たちの目 / 坂本満
わが『精神外科医』考 / 山崎光夫
■連載――触覚と文化*5
皮を剥ぐ話 ふたりのフラゴナール / 港千尋
■連載――異常体験の心理学*17
火山の女神ペレのカプを犯すなかれ / 吉福伸逸
特集=クルマの心理学 走行するメディア
【快楽装置】
徳大寺流“クルマ=お箸”のトリセツ 飽き始めりゃ、作りが変わるゼ / 徳大寺有恒
やせ我慢の理由 / 林望
エモーティヴ・パワー / ドナルド・J・ブッシュ (訳=米塚真治)
「クルマ好き」の精神病理 日本人とフェティシズム / 藤田博史
【メディア論】
メディアとしての車 / 渡辺潤
ディファレンス・ヴィークル / 上野俊哉
クルマの認知心理学 / 増井透
【アドヴァタイジング】
イメージ移植装置としての広告。 / 佐野山寛太
【デザイニング】
走る室内環境 カー・デザインと欲望 / ステファン・ベイリー (訳=松村伸一)
人間と自動車のインターフェイス / ジョルジェット・ジウジアーロ (訳=阿部秀典)
【比較文化イメージ論】
〈変形装置〉のゆくたて 帰属欲求と逃走欲求 / 佐藤潔人
和魂洋才のパラドクス 壊れる才能・模倣の追い越し / 武田徹
【感覚の変容】
自動車に愛される身体 / 金塚貞文
内的操縦 / ポール・ヴィリリオ (訳=鈴木圭介)
【速度論】
疾走する天使たち バラードの衝突事故クラッシュ、あるいは月に飛ぶビュイック / 杉田敦
ハイパー・レーシング 〈他‐車〉とGのトリロジー / 藤井雅実
NR750 スーパーバイクと移動メディアのゆくえ / 水越伸
車の走行と安全性について 頭部外傷のバイオメカニズム / 阿部俊昭
【クルマの両義性】
犯罪と車 / 福島章
自動車が鉄道に破れた日 / 永瀬唯
[グラフィック] メガロマニアック
【空間論】
移動のエクリチュール 歴史と文化の交叉路をドライヴする / 生井英考+今福龍太+沼野充義
■研究=死のぜいたくと祖霊の貧しさ
無意識の知 / 佐々木孝次
■連載――自転車旅行主義[cyclotourismisme]*5
幸せと不幸せの切片のサンドウィッチ / 香山リカ
■連載――アンの迷走 モンゴメリーと村岡花子*10
マシュウ殺害 / 小倉千加子
■海外研究レポート
〈こころ〉の作用と免疫系
Elliot S.Dacher ; PNI――The New Mind/Body Healing Program / 吉田和弘