1993/12 恋愛の生物学

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定価1,046円(本体951円)

発売日1993年12月

■Compositions libres
  真理は美しさの中にある / 小山慶太

■連載――ビンゲンのヒルデガルトの世界*12
  女庭師の帰還 / 種村季弘

■insomnia
  父親が娘とキスすることの狼狽 リンチ論・3 / 加藤幹郎

■連載――精神分析ノート*最終回
  恋愛状態の心理 / 小此木啓吾

特集=恋愛の生物学  

 

【35億年の恋】
司どるものと恋するもの 生物として見る客観主義な恋愛 / 赤池学

【マニュピレートするハイテクマシン】
減数分裂と恋愛 / 遠藤彰

【生物学の視点】
ナチュラルヒストリー流恋愛論 生物たちの多様な世界 / 日高敏隆+黒田末寿

【エヴォリューション・オブ・ラヴ】
鳥のメスの配偶者選び 性選択の意味 / 上田恵介
サル学からみた恋愛 / 榎本知郎

【ブレイン・サイエンス】
恋愛と脳進化 脳神経から見た動物の求愛学 / 法橋登

【ミクロのラヴ・ロマンス】
ゾウリムシは恋をするか? 性の起源を考える / 樋渡宏一
寄生虫のセックスと種属保存 子孫を残すためにだけ生きる / 藤田紘一郎

【誘惑のダンス】
愛は手渡し イカ・タコの場合 / 奥谷喬司
ペンギンはどのように愛を語るか アデリーペンギンの求愛行動 / 青柳昌宏
クジラの愛の求めかた / 大隈清治

【欲望する身体】
スケーマ、あるいは恋愛の標的 / 鷲田清一
眼差しのエロス / 大島清

【ホモ・サピエンスの共振的恋愛】
ヒトはどのようにセックスを知るのか?[インタヴュー] / キム・ミョンガン
密室の恋の物語 治療的関係と恋愛についての一考察 / 香山リカ

【ソシアル・バイオロジー】
美しさと病気 性淘汰をめぐる進化論 / 蔵琢也

【脳のモジュラリティ】
恋愛を科学する 〈自我〉をめぐっての考察 / 鎮目恭夫+安田一郎

■研究=ベラスケスの鏡をめぐる考察
  ヒステリーにおける症状とデカルトのコギト / 兼本浩祐

■連載――狂気症例集*最終回
  性と死の犯罪 殺人のパレオサイコロジー / 小田晋

■海外研究レポート
  ミシェル・オダン 『水とセクシュアリティ』
   Michel Odent ; Water and Sexuality,Arkana,1990. / 佐藤由美子+中川吉晴
  数学における唯物論は可能か
   Brian Rotman ; AD INFINITUM,Stanford Univ.Press,1993. / 田崎英明

■imago1993年 総目次