1994/10 生物にとって時間とは何か

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定価1,281円(本体1,165円)

発売日1994年10月

■Compositions libres
  河童の膏薬と南蛮流金瘡外療 / 中村禎里

新連載――ユングをとりまく女性たち*1
  ヴァルキューレ / マギー・アンソニー (訳=宮島磨)

■研究=精神分析の争点
  コンプレクスの系譜 エディプスから阿闍世へ 1 / 佐々木孝次

■insomnia
  synt かぶりやすし 極私的大不真面目看護通信 / Sugi・Gochi

特集=生物にとって時間とは何か  

 

【時間生物学への招待】
昼と夜 / 千葉喜彦
生物の測時機構 / 本間研一
体内時計のありかを探る / 川村浩

【体内時計の諸相】
遺伝子のなかの時計 ショウジョウバエの時計突然変異体 / 谷村禎一
海洋環境における生物の周期性とその機構 生物リズムの潮汐サイクルへの適応 / 三枝誠行

【リズムの病気とヒトの生活】
時間生物学からみたヒトの時間 / 内山真
労働の現場における時刻とは 交代勤務と変則勤務を中心として / 守和子
月経・妊娠・出産とリズム / 大島清
自閉症と眠り 脳内物質は睡眠リズムにどう関与するのか / 瀬川昌也

【進化のなかのリズム】
内なる時間と外の時間 「時計」の内在化=進化を可能にしたのは何か / 遠藤彰
発生時計のリズム&ブルース 細胞分裂にみる“時間”の相貌 / 赤池学
植物は感情をもちうるか / 銅金裕司

【ヒトとマクロコスモスのアナロジー】
主人あるじのいない部屋で目覚し時計は鳴るのだろうか 占星術と生物学的時計 / 岡本翔子
月のリズムと人間 / 喰代栄一

【現代人の体内時計】
生物にとって時間とは何か 睡眠・鬱病・体内時計 / 高橋清久+井上昌次郎

■研究=吃音学の視座
  発話行為としての吃音 1
   吃音学の方法的枠組(パラダイム)を組み替える原理論の提供 / 矢野武貞

特別掲載
  思春期病棟から 2 / 岡野憲一郎

■海外研究レポート
  実はヒト科の女も単性生殖する
   Marianne Wex ; Partheoogenese heute,Virginia Verlag,1992. / 渡辺みえこ