現代思想2010年12月号 特集=新しい依存症のかたち

-「回復」 へのプログラム-

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現代思想2010年12月号 特集=新しい依存症のかたち

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2010年12月

ISBN978-4-7917-1220-5

■連載――ヴィータ・テクニカ 第14回
  ゲシュテルとパノプティコン 上 ハイデガーの技術論 / 檜垣立哉

■連載――家族・性・市場 第61回
  社会派の行き先・2 / 立岩真也

特集=新しい依存症のかたち  「回復」 へのプログラム

【依存症という問い】
四十六年後の問題提起 / なだいなだ

【依存症サバイバル】
「生存戦略」 としての依存症 / 信田さよ子
薬物依存とトラウマ 女性の依存症者を中心に / 宮地尚子
痛みとアディクト / 熊谷晋一郎+綾屋紗月

【討議】
「回復」 につきあいつづける ダルクの度量 / 近藤恒夫+石塚伸一+重田園江

【依存のかたち】
自立と依存の境界侵犯 ポストアディクションの時代 / 挽地康彦
薬物依存とその精神をめぐって 処罰と治療とに響き合うもの / 佐藤哲彦
医療内アディクションと神経化学的自己 / 美馬達哉
依存から出発する正義と平等 キティ 『愛の労働あるいは依存とケアの正議論』 を読む / 牟田和恵
愛のキアスム 食の病と依存 / 野間俊一
マクドナルドにおける従業員たちの組織への密着 / エレーヌ・ヴェベール (訳=伊吹浩一)

【回復へのプログラム】
〈もう一つの知〉 アルコール依存症者たちの体験とスピリチュアリティ / 葛西賢太
ドラッグ・コート制度 / 尾田真言
同床異夢? 依存問題の当事者活動と援助職者の間で / 西村直之

【統制の論理】
主体なき責任の帰属 ドラッグ政策と診断室のカルテ / 山本奈生
日本のドラッグ政策とは何か? 刑罰を伴わない不可視な統制 / 本田宏治

【対策の功罪】
薬物乱用防止五か年戦略の成果と課題 医療化・福祉化の先にあるもの / 丸山泰弘
薬物依存症に対して社会は何ができるか / 村上友一

■研究手帖
  外骨の白眼 / 酒井隆史

■現代思想2010 総目次