定価1,430円(本体1,300円)
発売日2011年9月
ISBN978-4-7917-1233-5
■新連載――中国論を読む 第1回
北は辛亥革命をどのように見たか 『支那革命外史』 を読む その1 / 子安宣邦
■連載――ヴォイドへの旅 第2回
ヴァニタスの部屋 / 港千尋
■連載――ヴィータ・テクニカ 最終回
ヴィータ・テクニカ問題集 下 / 檜垣立哉
■連載――家族・性・市場 第70回
社会派の行き先・11 / 立岩真也
特集=〈9・11〉からアラブ革命へ 没落するアメリカ
【アラブ世界の行方】
ポスト・アメリカ時代に向かう中東とイスラエル / 臼杵陽
今こそ、ガザ地区に向き合う時 不正義は、さらなる不正義を招く / 小田切拓
エジプト革命が開く新地平 戦争と暴力の一〇年・その到着点で / 坂井定雄
革命後のカイロを訪ねて 二〇一一年春、点描 / 栗田禎子
【アメリカ】
過剰な安全保障装置に抗うデモクラシー 非対称的世界内戦とアラブ革命 / 土佐弘之
米軍介入一〇年のバランスシート 衰退か、革新か / 木下ちがや
The Un‐Shock Doctrine / スラヴォイ・ジジェク (訳=長原豊)
【討議】
予め破綻した戦争の後に 世界と中東の 「いま」 を問う
/ 板垣雄三+飯塚正人+臼杵陽+岡真理+栗田禎子+黒木英充+鈴木均+
富永智津子+三浦徹+山岸智子+山口昭彦+吉村慎太郎
【〈9・11〉 から現在へ】
二〇一一年、二つの 「歓呼」 / 西谷修
ポスト九・一一のイスラーム復興 中道派と草の根の運動 / 小杉泰
グローバル化とアラブ新興政商群像 / 清水学
対テロ戦争からアラブ民衆の覚醒へ 中東地域の軍事化の一〇年 / 鈴木均
【ヨーロッパからの視座】
チュニジアの友への第二の手紙 / トニ・ネグリ (訳=柱本元彦)
中東における帝国主義と革命 / リチャード・シーモア (訳=佐野智規)
リビアの金融戦争 / アンドレア・フマガリ (訳=柱本元彦)
地中海の自由 / サンドロ・メッツァードラ (訳=柱本元彦)
【対テロ戦争がもたらしたもの】
テロリストは電脳ジハードの夢を見るか / 保坂修司
対テロ戦争が南アジアにもたらした変容 / 山根聡
オサマからオバマへ / ラッファエーレ・ショルティーノ (訳=柱本元彦)
■研究手帖
われわれはどこに住むのか / 戸田穣