現代思想2011年4月臨時増刊号 総特集=アラブ革命

-チュニジア・エジプトから世界へ-

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現代思想2011年4月臨時増刊号 総特集=アラブ革命

定価1,466円(本体1,333円)

発売日2011年4月

ISBN978-4-7917-1224-3

【呼応】
エジプトにとってこれはタハリール広場の奇跡だ / スラヴォイ・ジジェク (訳=山家歩)
アメリカが恐れているのは急進的イスラムではなく、
 対米依存からの脱却である / ノーム・チョムスキー (訳=原民樹)
チュニジアの友への手紙 / トニ・ネグリ (訳=長原豊)
アラブ人の一八四八年 独裁者はよろめき、倒れてゆく / タリク・アリ (訳=原民樹)
エジプトの民衆革命は世界を変えるだろう / ピーター・ホルワード (訳=長原豊)

【意味】
中東と世界の行方 ナイルが潤す国を揺るがした市民決起の意味 / 板垣雄三
エジプトの歓喜とリビアの悲劇 アラブの 「民衆革命」 はいつまで 「新しく」 あり得るか / 酒井啓子
エジプト 「民衆革命」 の意味するもの / 栗田禎子
革命は始まったばかりだ 二一世紀のアラブ・ルネサンス / 岡真理
グローバル化とアラブ世界の激動 / 清水学

【討議】
サウラの時に アラブ世界の大転換 / 鵜飼哲+臼杵陽+栗田禎子+長沢栄治

【エジプト】
タハリール広場の闘争 自由とは尊厳である / ロジャー・オーウェン (訳=池田美佐子)
エジプトは転換点にあるのか? / ジョエル・ベイニン (訳=勝沼聡)
エジプト第二共和制への道は敷かれたか / 長沢栄治
エジプト 「一・二五革命」 の社会史点描 公共性とコミュニタス / 大稔哲也
エジプトにおける民衆運動と政治社会の再構築 / ダルウィッシュ ホサム
一月二五日革命とムスリム同胞団 / 横田貴之
ムバーラク政権がもたらしたもの 安定と息苦しさ / 鈴木恵美
エジプト社会の地殻変動 政治意識調査から / 加藤博
「革命」 と農村 / 岩崎えり奈
メディア文化から見たエジプト “一月二五日革命” / 山本薫
ラクダ対フェイスブック / 保坂修司
エジプトにおける民主主義の系譜 議会と憲法 / 池田美佐子

【チュニジア】
なぜ、チュニジアから始まったのか? / 小野安昭
中東世界の地殻変動 チュニジアにおける民衆革命への動き / 宮治美江子
ジャスミン革命の衝撃 自由と人間の尊厳を守る闘い / 私市正年

【行方】
アルジェリアでもまた恐怖は俄かに去った / ヘルムート・ディートリヒ (訳=比嘉徹徳)
イスラエルの反応 その頑迷さと動揺 / ヤコブ・ラブキン (訳=長沢美沙子)
リビアのワイルドカード
 移民に対するカダフィ・ベルルスコーニ協定 / ジェームズ・リッジウェイ (訳=後藤愛由美)
ヨルダン民族主義とパレスチナ解放の隘路 「アラブ民主主義」 革命下のヨルダン王制 / 臼杵陽
レバノンとアラブ 「二〇一一年革命」 / 黒木英充
アラブ諸国の民衆デモはシリアに波及するのか? / 青山弘之
イエメンは 「独裁国家」 か? / 松本弘
「シェヘラザード」 : 都市物語が生んだ革命 イランの場合で見る / アレズ・ファクレジャハニ

【明日】
アラブの神なき 「奇蹟」 / 西谷修
新自由主義下の中東・北アフリカ / 小沢弘明
砂漠とオアシス / 『来たるべき蜂起』 翻訳委員会
「不安定の弧」 の対位法 沖縄にアラブ民衆蜂起を引き寄せる / 新城郁夫
権力を掌握しなければ、反革命が起こる / ビジェイ・プラシャド (訳=マニュエル・ヤン)

【記録】
革命のクロノロジー / 作成=武田祥英
エジプト革命 : 資料編 / 訳=栗田禎子+岡真理
  ▼ 資料1 1月25日デモ 時々刻々 (訳=岡真理)
  ▼ 資料2 「大統領」 の解体 / ヒルミー・シャラビー (訳=栗田禎子)
  ▼ 資料3 エジプト共産党声明(二〇一一年二月一三日) (訳=栗田禎子)
  ▼ 資料4 エジプトの知識人たちの声明 (草案)(二〇一一年二月一七日) (訳=栗田禎子)
  ▼ 資料5 日本の中東研究者およびエジプトの現在の情勢に関心を持つ市民からの緊急アピール(原文は英語)
J25 ヴィデオ・ムーヴィー・ログ / 小田マサノリ