定価1,430円(本体1,300円)
発売日2011年1月
ISBN978-4-7917-1221-2
■連載――出会いと言葉 第7回
“ピジン・クレオル” と呼ばれる諸語 / 西江雅之
■連載――ヴィータ・テクニカ 第15回
ゲシュテルとパノプティコン 中 テクネーの主体とは誰か / 檜垣立哉
■連載――家族・性・市場 第62回
社会派の行き先・3 / 立岩真也
特集=Googleの思想
【何をもたらしたか】
オープン情報社会の裏表 / 西垣通
Google の彼方へ / アリエル・キルー+ヤン・ムーリエ・ブータン (訳=松本潤一郎)
【検索とは何か】
グーグル的なものとどうつき合うか / 高野明彦
Google の奇妙さ、ウェブの奇妙さ / 大向一輝
【神経】
インターネット時間と自然時間の調停 / ドミニク・チェン
【思想】
検索不可能性 / 港千尋
グーグルによる 「汎知」 の企図と “哲学” の終焉 / 大黒岳彦
【資本主義】
グーグル〈ページランク〉のアルゴリズム
認知資本主義のダイアグラムと 〈共通知〉 の寄食者レンティア / マッテオ・パスキネッリ (訳=長原豊)
グーグル的なるものについて 情報空間の植民地主義 / 小倉利丸
【監視】
グーグルの私生活への侵入ハッキング 資本主義の戦略の中心で? / エリック・ジョージ (訳=黒木秀房)
装置としての 〈Google〉・〈保健〉・〈福祉〉 〈規準〉 で適正化する私たちと社会のために / 柴田邦臣
【想像力】
注意を払う/支払う / ジョナサン・ベラー (訳=石岡良治)
グーグル小作人たちの新しいラッダイトのために / 白石嘉治
【フリー】
「フリー・カルチャー」 イデオロギーと サボタージュの文法 / マッテオ・パスキネッリ (訳=長原豊)
Google と情報横断性 / 和田伸一郎
■研究手帖
数と言説、二つの内在平面 / 阿部崇