定価1,430円(本体1,300円)
発売日2012年3月
ISBN978-4-7917-1242-7
■連載――真理の生成 第4回
概念、振る舞い、規則 / 近藤和敬
■連載――中国論を読む 第7回
橘樸における 〈満州〉 とは何か 橘樸 「満州事変と私の方向転換」 を読む / 子安宣邦
■連載――ヴォイドへの旅 第8回
隠れん坊の時間 / 港千尋
■連載――家族・性・市場 第76回
どれだけをについてのまとめ・3 / 立岩真也
特集=大震災は終わらない
【福島から1 : 子どもと避難】
子どもの健康と未来の補償のために / 山田真
分断線を越え、暮らしを紡ぐ / 小河原律香+中手聖一+早尾貴紀
【福島から2 : 除洗と補償】
飯舘は何を問いかけるのか / 糸長浩司+今中哲二+小澤祥司+菅野哲+菅井益郎
【支援】
心身の健康について / 中井久夫
支援が届いていない人に、支援を届けるということ こころのケアの現場から / 森川すいめい
東日本大震災一年を経過して思うこと 障害当事者の立場から / 山田昭義
【復興】
震災 「復興」 と構造改革 / 渡辺治+木下ちがや
「創造的復興」 論の批判的検討 / 岡田知弘
CSIS と震災復興構想 日本版ショック・ドクトリンの構図 / 平野健
俯瞰と 「新しい形の歴史」 / 若林千代
【展望】
地球温暖化と原発事故 / 森崎和江
生の 〈復興〉 のために / 山形孝夫+西谷修
核廃棄物の時間と国家の時間 / 加藤尚武
【言説】
震災のイドラ 科学、正常性、コロニアル・テクノロジー / 塚原東吾
曝書閑記録 「原発震災」 関係書を読む / 川村湊
【社会】
三・一一以後の 「不安」 とリスク文化 / 樫村愛子
リスク社会 1986/2011 / 美馬達哉
■研究手帖
破れた手帳から出発して 『レヴィナス著作集』 に寄せて / 渡名喜庸哲