現代思想2013年7月号 特集=ネグリ+ハート

-〈帝国〉・マルチチュード・コモンウェルス-

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現代思想2013年7月号 特集=ネグリ+ハート

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2013年7月

ISBN978-4-7917-1264-9

■連載――中国で読む「世界史の構造」 第三回
  専制国家と帝国 / 柄谷行人

■連載――依存症をめぐる臨床 第九回
  被害者に「なる」ための加害者研究 / 信田さよ子

■連載――アウト・イン・ザ・ワイルズ 最終回
  終わりある分析 / 千葉雅也

■連載――家族・性・市場 第九一回
  精神医療についての本の準備・4 / 立岩真也

特集*ネグリ+ハート  〈帝国〉・マルチチュード・コモンウェルス

【インタビュー】
マルチチュードの現在 原子力国家・反ナショナリズム・力の契機 / A・ネグリ 中村勝己(聞き手・訳)
『コモンウェルス』をめぐって / M・ハート L・シュワルツ(聞き手) 駒居幸+山本繭子訳

【討議】
『コモンウェルス』をめぐる往還 / A・ネグリ M・ハート D・ハーヴェイ 吉田裕訳

【応答】
日本のマルチチュード ケアをめぐる実践 / 上野千鶴子
「我々はみなネグリ主義者である」、あるいは分離の論理の行方 / 市田良彦

【〈共〉】
「女」を排除しない「共」の可能性 / 伊田久美子 
ネグリ/ハートの制度論の限界と可能性 〈共〉のエコロジーに向けて / 廣瀬浩司 

【潜勢力】
ネグリ+アート / 岡田温司 
分解の哲学 / 藤原辰史 

【情動】
Multitude/Solitude マキャヴェッリをめぐるネグリ、ポーコック、アルチュセール / 王寺賢太
大衆の情念のゆくえ アントニオ・ネグリとエティエンヌ・バリバールのスピノザ論 / 太田悠介
貧と愛のリアリズム ネグリ=ハートのスピノザ解釈についての一考察 / 河村厚

【ポストメディア】
そこに一緒に存在すること ポストメディア時代の政治的情動と一般的感情 / 水嶋一憲
脱走の技芸 ポストメディアの地平へ / 清水知子

【ネットワーク/テクノロジー】
非対称化されたネットワークに亀裂をいれる / 小田亮
〈帝国〉とテクノサイエンス / 塚原東吾

【労働/蜂起】
非物質的労働 アントニオ・ネグリとアンドレ・ゴルツの思想の収束点と分岐点 / 平田周
怒りか、恥辱か マルクス主義政治哲学のために / 廣瀬純
タイタン的概念と囚人の独言 ネグリ・ハートに関する私的メモ / マニュエル・ヤン

■研究手帖
  有機米農家の苦境 / 林公則