定価1,650円(本体1,500円)
発売日2013年4月
ISBN978-4-7917-1259-5
【ヴィクトール・E・フランクル】
実存分析と時代の問題 / ヴィクトール・E・フランクル 
意味喪失の時代における教育の使命 / ヴィクトール・E・フランクル 
山の体験と意味の経験 / ヴィクトール・E・フランクル 
【討議】
フランクルから現代を問い直す /  池田香代子×姜尚中  
【私の好きなフランクルの言葉】
「私はもはや人生から期待すべき何ものも持っていないのだ。」
これに対して人は如何に答えるべきであろうか……/ 日野原重明 
精神療法、とりわけ精神分析が求めていたものは、世俗的告白であった。
しかし実存分析が求めているものは、魂への配慮である / 香山リカ
どのような運命に見舞われようと、その運命に対して何らかの態度をとる自由は失われない / 岸本葉子
絶望=苦悩マイナス意味。つまり、絶望とは意味なき苦悩である /  福島智  
【意味の深みへ】
「それでも人生にイエスと言う」 フランクルとニヒリズム /  山田邦男
フランクルのエピソードと譬え話が導く「人生の意味」 /  広岡義之
ホモ・パティエンスが拓く地平 〈意味〉の声はきこえるか /  岡本哲雄
死の彼方 魂の深み フランクルにおける不可視なもの / 若松英輔
【 フランクルの言葉はどこまで届くのか 】
絶望した魂に届く言葉とは /  諸富祥彦×森川すいめい
あなたがどれほど人生に絶望しても、人生はあなたに絶望することはない 「絶望の国」で生きる私たちとフランクル/  諸富祥彦
フランクルは誰にイエスと言ったのか / 斎藤環
【フランクルの思想と実践】
「北風と太陽」 ヴィクトール・フランクルの教育観 /  勝田茅生
ヴィクトール・フランクル博士の業績と人間性 /  永田勝太郎
【討議】
悲しみの彼方にあるもの フランクルの言葉と思想 /  入江杏×若松英輔  
【『夜と霧』を読む】
東日本大震災のあとフランクルの『夜と霧』をどう読むか /  安井猛
フランクルはどのように読まれてきたのか /  河原理子
『夜と霧』にしがみついて生きてきた /  坂上和子
【評伝】
ヴィクトール・E・フランクル 生涯と業績 /  アレクサンダー・バッチャニー  
ヴィクトール・E・フランクル略年表