現代思想2014年11月号 特集=戦争の正体

-虐殺のポリティカルエコノミー-

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現代思想2014年11月号 特集=戦争の正体

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2014年11月

ISBN978-4-7917-1287-8

■連載――●科学者の散歩道●第一二回
  「純粋と応用」か、「基礎と応用」か / 佐藤文隆

■連載――●家族・性・市場●第一〇五回
  精神医療現代史へ・追記8 / 立岩真也

 

特集*戦争の正体 虐殺のポリティカルエコノミー

【討議】
「非戦争化」する戦争 / 西谷修+岡真理+土佐弘之

【集団的自衛権以降】
集団的自衛権行使容認で自衛隊はどう変わるのか / 纐纈厚

【イスラーム国とは何か】
強固になりつつあるISIS / P・コックバーン 佐野智規訳
いかにイスラーム国を理解すべきか いかにこれまで理解してきたか / A・ドゥーストゥダール/後藤あゆみ訳

【ガザ:戦争の現在】
ガザからの証言 爆撃下の生と表現 / 岡真理
ダヒヤ・ドクトリン 「都合の良い国家」が考案した、新たな軍事戦略 / 小田切拓

【「積極的平和主義」の欺瞞】
戦争に抗する 身体性/具体性から発する社会の構築へ / 岡野八代
グローバルな国際秩序、そしてグローバルな戦争 / 篠田英朗
岐路に立つ平和構築 武力紛争の推移に着目して(一九九一~二〇一三年) / 古澤嘉朗
愚者の十字軍 ユーゴスラビア・NATO・西洋の迷妄 / D・ジョンストン 原民樹訳

【戦争と資本主義】
「自分たちならイスラム国を叩き潰すことができるのに」 ブラックウォーター創業者の豪語 / 本山美彦
あの大金はどこへ行ったのか? 米軍海外駐留基地建設・維持費の巨額化に癒着するグローバル請負企業 / D・ヴァイン 森啓輔訳
経済、コンピューター、戦争機械 / M・デランダ 篠原雅武訳

【「対テロ戦争」とは何だったのか】
他の手段によるネオリベラリズム 国内外での「テロとの戦い」 / G・レイファー 前田幸男訳
新しい暴力的な地図作製法 / M・J・シャピロ 野崎孝弘訳

【平和を読み直す】
「掟の門前」に座り込む人々 非暴力抵抗における「沖縄」という回路 / 新城郁夫
運動のつくり方の知恵 ベ平連・鶴見俊輔・プラグマティズム / 松井隆志

【戦争の現代史】
二〇世紀中国史という視野における朝鮮戦争 / 汪暉 倉重拓訳

■研究手帖
リハビリテーションと文化 / 大崎晴地