定価1,430円(本体1,300円)
発売日2014年10月
ISBN978-4-7917-1286-1
■連載――●科学者の散歩道●第一一回
巨額の発明コンペ、経度賞はじまる / 佐藤文隆
■連載――●家族・性・市場●第一〇四回
早川一光インタビューの後で・2 / 立岩真也
特集*大学崩壊 新しい医療との向き合い方
【「改革」の果て】
危険に瀕する大学 学校教育法の改正問題 / 池内了
【討議Ⅰ 大学は誰のものか】
教員は働きたいのであって、働くフリをしたいのではない / 國分功一郎+白井聡
【学校教育法改正】
ガバナンスという名の従属 「学校教育法及び国立大学法人法改正」問題と大学の新自由主義的統治 / 大河内泰樹
大学改革という「永久革命」 国立大学法人法体制一〇年の帰結 / 小沢弘明
【ファシズムの手前で】
大学の〈自治〉の何を守るのか あるいは〈自由〉の再構築にむけて / 石原俊
産経事件と大学の危機 / 崔真碩
原発事故後の福島大学をめぐる覚書 / 永幡幸司
【討議Ⅱ 受益者負担論の横溢】
「受益者負担の論理」を超えるために 学費・奨学金・貧困 / 宇都宮健児+大内裕和
【大学の病】
ハラスメント問題が映し出す大学の病 / 牟田和恵
【討議Ⅲ 大学と貧困】
労働現場としての大学 非常勤講師問題から考える / 入江公康+大野英士+小田原琳+林克明
【わたしたちの大学】
われわれの大学はストライキとともに / 白石嘉治
ピエール・アベラールの墓、あるいは大学の生誕 / 岡山茂
「学長のリーダーシップ」論の虚構 京都大学総長選挙極秘廃止問題をめぐる闘争とその背景 / 西牟田祐二
【追悼*木田元】
生ける木田元 / 財津理
とっつきやすい高峰 / 高田珠樹
■研究手帖
カタストロフィー・イメージのパラドクス / 入谷秀一