定価1,430円(本体1,300円)
発売日2014年8月
ISBN978-4-7917-1284-7
■連載――家族・性・市場 第一〇二回
精神医療現代史へ・追記5 / 立岩真也
特集*科学者 科学技術のポリティカルエコノミー
【インタビュー】
科学者のやり方 / 小柴昌俊
【エッセイ】
素直に考えれば答は見える / 中村桂子
科学と民主主義 / 佐藤文隆
既視感(déjàvu)の行方 / 野家啓一
【討議】
ポスト・ノーマル時代の科学者の仕事 / 塚原東吾+美馬達哉
【STAP細胞騒動】
「小保方」事件を超えて 「STAP細胞」があぶりだす科学の歪んだ構造 / 榎木英介
STAP細胞事件が忘却させたこと / 粥川準二
【科学者を取り巻くもの】
科学のビジネス化 STAP研究「事件」と理研「改革委員会」提言が ともに映すもの / 木原英逸
商人として科学者 グローバル化する製薬市場と業績評価の罠 / 栗原千絵子
【討議Ⅱ】
科学批判学の未来 / 金森修+近藤和敬
【真理の実験室】
「科学者の自由な楽園」が国民に開かれる時 STAP/千里眼/錬金術をめぐる科学と魔術のシンフォニー / 中尾麻伊香
〈科学〉と「信じられない事柄」 / 田中祐理子
【科学者のプリズム】
「生きもの」だと宣言すること 今日的サイボーグ状況をめぐって / 高橋さきの
一八世紀科学における「公共の福祉」と社会 パリ王立科学アカデミーと機械仕掛けの王 / 隠岐さや香
【批判的科学】
科学における認識論的アナーキズムについて / 池田光穂
工作者の知恵 ホワイトヘッド、ラトゥール、ステンゲルス / 森元斎
戦後科学論の鉱脈ver. 2:中山茂の科学技術論 / 塚原東吾
■研究手帖
ドラマの中で哲学すること / 福士侑生