定価1,430円(本体1,300円)
発売日2015年4月
ISBN978-4-7917-1299-1
■連載――●科学者の散歩道●第一七回
シュレーディンガーの猫 「いい湯だな」 / 佐藤文隆
■連載――●家族・性・市場●第一一〇回
精神医療現代史へ 追記13 / 立岩真也
教育クライシス 教育改革からブラックバイトまで
【討議】
ブラックバイトから考える教育の現在 / 大内裕和+今野晴貴
【壊される若者たち】
学校現場への実践的な労働法教育の導入は可能か / 上西充子
若者労働の現状と、労働教育の模索 / 川村雅則
【貧困と孤立】
難民化する子どもたち 声をかけるのは誰か / 仁藤夢乃
貧困と孤立のスパイラルを断ち切る / 中西新太郎
次世代への提言 / 佐々木賢
【追い詰められる学校】
「貧しさに負けた……いえ、世間・格差に負けた……??」 そろそろ学校も教育も、足もとから崩れてきているかも / 岡崎勝
不寛容の学校 / 赤田圭亮
【インタビュー】
「教育再生」を問い直す / 藤田英典 大内裕和(聞き手)
【誰のための「教育再生」か】
安倍政権の教育改革とは何か 教育再生実行政策の目的、手法、そして問題の所在 / 髙橋哲
道徳教科化と国民国家をめぐる政治学 いずれのシナリオを選ぶのか / 松下良平
「グローバル人材育成」論を超え、協同と共生の外国語教育へ / 江利川春雄
まち、子ども、学校、そして、そこに働く人々 教育行財政からみる現在と明日 / 中村文夫
【危機を超えるアイディア】
「教育病」としての暴力 運動部活動における「体罰」を考える / 内田良
貧困の連鎖と向き合う高校教育 関係性をつむぐ〈多元的生成モデル〉の可能性 / 菊地栄治
社会科討論授業の可能性についての断章 「シティズンシップ教育」へのヒント / 和田悠
■研究手帖
日常的なものの場所 / 大池惣太郎