定価1,980円(本体1,800円)
発売日2015年2月
ISBN978-4-7917-1291-5
【エッセイ】
網野善彦のコミュニズム / 柄谷行人
網野さんと一向一揆 / 山折哲雄
網野善彦に導かれて / 田中優子
文字と権力と歴史と / 赤坂憲雄
網野さんのこと 歴史を旅する絵本 / 司修
【討議】
網野さんともっとアジアや宗教の話をしたかった / 五木寛之+中沢新一
網野善彦は歴史学をどう書きかえたか / 桜井英治+保立道久+山本幸司+成田龍一
【無縁論への新たな視座】
無縁の両義性 / 大澤真幸
『無縁・公界・楽』と中世寺社勢力 / 伊藤正敏
〈無縁・マツコ・オタク / 安冨歩
【非人・遊女・職能民】
網野善彦論ノート 非人・「異類異形」研究を中心に / 細川涼一
「百姓」のフォークロア 塩・柿・蚕 / 畑中章宏
巫女と海域文化 網野史学から学んだこと / 木村朗子
【天皇を問う】
異形なる天皇の系譜 / 川村湊
『太平記』と網野史学 / 兵藤裕己
乞食と天皇 折口古代学と網野中世学の交点 / 安藤礼二
【「日本」とはなにか】
列島を二つに切り、歴史を二つに切ること / 東島誠
「弱者」からの「日本」論 網野善彦が歴史の中で語ろうとしたこと / 石川公彌子
【網野史学の作法】
網野善彦と史料論 / 今谷 明
網野善彦の研究姿勢 / 白水智
封建漁民から列島の人々へ 網野善彦の歴史叙述の旅路 / ウィリアム・ジョンストン 福島 弦訳+高野宏康監修
【貨幣・資本主義論の検証】
網野善彦の「資本主義」 そのまなざしから見えてくるもの / 村上麻佑子
【網野善彦主要著作10冊を読む】
『蒙古襲来』 / 呉座勇一
『無縁・公界・楽』 / 渡邉俊
『中世東寺と東寺領荘園』 / 木下龍馬
『東と西の語る日本の歴史』 / 佐藤雄基
『異形の王権』 / 坂口太郎
『中世の非人と遊女』 / 辻浩和
『古文書返却の旅』 / 木下龍馬
『「日本」とは何か』 / 三ツ松誠
『歴史としての戦後史学』 / 道家真平
『中世の風景』 / 高谷知佳
【網野善彦年譜】
【網野善彦文献リスト】