現代思想2016年3月号 特集=3・11以後の社会運動

  • はてなブックマークに追加
  • LINEでシェア
  • Google+でシェア
現代思想2016年3月号 特集=3・11以後の社会運動

定価1,430円(本体1,300円)

発売日2016年2月

ISBN978-4-7917-1318-9

連載●分解の哲学●第四回
人類の耐久性 チャペックから考える(上)  / 藤原辰史

連載●ボブ・ディランが歌うアメリカ●第五回
この大地はだれのものか 3 「水が流れ、草が生えるかぎり」先住民が共有する土地」  / マニュエル・ヤン

連載●家族・性・市場●第一一六回
生の現代のために・10(予告)  / 立岩真也


特集=3・11以後の社会運動 交差する人々 

討議Ⅰ
〈官邸前〉から〈国会前〉へ  / 小熊英二 ミサオ・レッドウルフ 奥田愛基

交差する人々
火を守り、場を温める  / 服部至道
あの日の後 路上にて  / 吉田理佐
新しい世界のために、パーティを続けよう!  / いとうやすよ

社会は変わったか
波が寄せれば岩は沈む 福島原発事故後における社会運動の社会学的分析 / 小熊英二

継続と展開
共同意識と「神話」の再生   ――複合震災から五年 / 木下ちがや
運動と政権を繋ぐ回路のために  ――社会運動と民主党政権との「連携」と「乖離」 / 大井赤亥

新しい声
震える足で地を踏みしめて  / 大澤茉実 木下ちがや(聞き手)
街の声を聞きながら レイシズム・カウンターからSEALDsへ / 朴亜悠 木下ちがや(聞き手)

討議Ⅱ
裁判で社会を変える 福島生業訴訟が問いかけるもの / 白井 聡 馬奈木厳太郎

避難と復興
避難者にとって「復興プロセス」とはなにか  / 市村高志
法廷は原発事故のなにを明らかにしたか 原因追究の場としての原発集団訴訟 / 添田孝史

脱被曝の試み
ある原因による健康障害発生予測とその対策 福島第一原発事故後の対策立案のための基礎知識 / 津田敏秀
あれから五年、リスクコミュニケーションが私たちから奪うもの  / 影浦 峡
未完のイマジネーション ひとびとの動き・流れ・市民科学者国際会議に関する手記 / 岩田 渉

3・11と世界
「フクシマ・エフェクト」 「脱原発社会」への道を歩み出す台湾 / 鈴木真奈美

 

研究手帖
生(の力)を別の仕方で思考すること?  / 吉松覚