定価1,361円(本体1,238円)
発売日2010年8月
ISBN978-4-7917-0211-4
■連載
私の昭和史 戦後篇・続8 / 中村稔
■突飛と天才*11
巷の天才たち / 春日武彦
■ 「即興」 の懐胎*88
「現代口語演劇」とは何だったのか? 2 / 佐々木敦
■世界コミックス最前線*11
ブロンド女性に惹かれる男――エイドリアン・トミーネの 『弱点』 / 小野耕世
■耳目抄*293
夜更けの音楽 / 竹西寛子
■詩
か / 平田俊子
さまよえる者たち / 山崎佳代子
特集*電子書籍を読む!
【典籍叢話】
書物の行く末、編集の行く先 / 京極夏彦 [聞き手=戸塚泰雄]
電子書籍は新しい世界を開く / 長尾真
現在の出版状況と電子書籍問題 / 小田光雄
電子書籍をめぐるノート/ノード / 前田塁
【Erinnerungsraume】
デバイス/ルネサンス――アンビエントの可能性 / 佐々木俊尚 [聞き手=さやわか]
本の記憶、ページの記憶 / 細馬宏通
「公共の記憶メモリア」としての電子書籍 / 師茂樹
記憶の触覚――書籍における情報の表現形式と操作形式に関する一考察 / 中西泰人
【Dialogue de l’arbre.】
“電子” 書籍トハ何ノ謂ゾ / 円城塔×米光一成
電子化された「読む」のために / 間宮緑
本の未来――密室の魔法と開放された魔法 / 桜坂洋
書物は存在可能か――電子書籍でつくってみたい五〇の本 / 山田亮太
【来るべき書物】
“食うや食わず” を脱け出るために / 堀江貴文 [聞き手=阪根正行]
「ホール・アース・カタログ」 の影――ブックデザインの視点から / 鈴木一誌
動く電子書籍はアフォーダンスを変革する。 / 池上高志・岡瑞起・李明喜
冊子と電子 / 長谷川一
それはなぜいまでも電子書籍と呼ばれているのか? / 門林岳史
電子書籍の未来に向けて / 和氣靖 [聞き手=編集部]
■今月の作品
大崎清夏 竹下力 宮沢いずみ 古﨑未央 長谷部裕嗣 / 選=伊藤比呂美
■われ発見せり
太ってて、裸で、怒られてる。 / 桂一朗