ユリイカ2012年10月号 特集=ジョン・ケージ

-鳴り続ける〈音〉 生誕100年/没後20年-

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ユリイカ2012年10月号 特集=ジョン・ケージ

定価1,361円(本体1,238円)

発売日2012年10月

ISBN978-4-7917-0244-2

■人生に関する断章*10
  大津事件と児島惟謙について / 中村稔

■破局論*6
  ファニーを探す / 飯島洋一

■耳目抄*305
  「まどうてくれ」 / 竹西寛子

■詩
  赤い耳石、もしくは魂の動き / 高貝弘也

特集*ジョン・ケージ 鳴り続ける〈音〉 生誕100年/没後20年

【インタビュー】
メモリー・オブ・ジョン・ケージ 作曲家/演奏家のために / 一柳 慧 聞き手=小沼純一

【エッセイ】
自由への長い道のり / 高橋アキ
「突然、沈黙」というアネクドート / 巻上公一
ケージを演劇で実践したら…… / 多田淳之介
既にそこにある音/未だここにない音楽 / 蓮沼執太

【音楽のアステリズム】
「ケージ批判」を読む / 近藤譲
音楽はきのこなのか?” 菌学者【マイコロジスト】としてのジョン・ケージ / 飯沢耕太郎
Happy new ear...?” / 鈴木創士
☆チェスときのこは☆顔見知りの挨拶を交わす” / 大山エンリコイサム

【対談】
音楽史の水脈 いつもそこにケージがある / 坂本龍一+小沼純一

【QQQ】
ジョン・ケージ・クイズ / 山田亮太

【沈黙の彼方に】
「四分三三秒」のための約一五時間からの約一万字 / 佐々木敦
彼女は本当に泥棒だった / やくしまるえつこ
ジョン・ケージの記譜法 / 柿沼敏江
山は山、川は川 ケージ《ビートルズ1962-1970》の愚直な分析 / 椎名亮輔
so to speak(言うなれば) ジョン・ケージにおける即興の問題 / 中井悠

【アッサンブラージュの技法】
ジョン・ケージ「ロアラトリオ」について語る 「カール・チューカ賞」受賞記念講演 / ジョン・ケージ 訳=堀内宏公
「異なる流れ」の詩学 ジョン・ケージと墾久理途詩【コンクリートポエトリー】 / 金澤一志
マラルメの星座、ケージの星群 / 熊谷謙介

【ジャパン・ミックス】
失われた鳥籠 奄美群島のジョン・ケージ / 今福龍太
沈黙と真空 ジョン・ケージを批判するオノ・ヨーコ / 木村覚
ドキュメント・日本のミュージサーカス 二〇一二年八月二六日の試み / 白石美雪
禅がかすって ジョン・ケージとスティーブ・ジョブズ雑感/ 小沼純一
日本におけるジョン・ケージ受容 / 上野正章

【現代とのリユニオン】
「ジョン・ケージ以後」としてのサウンド・アート (における「聴くこと」とテクノロジー) / 畠中実
「ポスト・ケージ主義」をめぐるメタ・ポレミックス / 仲山ひふみ

【資料】
ケージを理解するためのキーワード集 / 中井悠
ジョン・ケージ略年譜 / 白石美雪

■今月の作品
  貝又臣・武田祐子・尾久守侑 / 選=小池昌代

■われ発見せり
  ドレスを着たストア派 / 長門裕介