定価1,571円(本体1,429円)
発売日2012年9月
ISBN978-4-7917-0242-8
【原理の最前線】
存在論的なヒーローのために 平成仮面ライダーの正義と倫理 / 白倉伸一郎+國分功一郎
【Interview】
〈ヒーロー〉と無限の可能性 / 高岩成二
【日常と生存の闘争】
平成仮面ライダーという系譜 / 井上敏樹+宇野常寛 with 川上弘美
大根とアンドロメダ / 川上弘美
『リトル・ピープルの時代』その後 「ヒーローと公共性」のゆくえ / 宇野常寛
初期平成ライダー考 秩序と混沌のはざまで / 井上伸一郎
【Cast interview】
“ダチ”の絶対値 如月弦太朗の青春 / 福士蒼汰
世界を見届けるためのたったひとつの冴えたやり方 門矢士の確信をめぐって / 井上正大
清冽なる凶暴 澤田亜希という始まり / 綾野剛
時を超えるふたつの声 野上幸太郎の受け継いだもの / 桜田通
新生としての『仮面ライダーウィザード』 操真晴人の拓く希望 / 白石隼也
【想像的なものの生成変化】
生き生きとした“キャラクター” 存在と時間の技法 / 小林靖子 聞き手・構成=上田麻由子
小林靖子と河竹黙阿弥 / 矢内賢二
誰が「変身」しているのか? 「特異点」としての『仮面ライダー電王』 / 岩下朋世
【Form change EUREKA !】
歪んだ仮面 『仮面ライダー』と『人造人間キカイダー』におけるポストヒューマン的存在論 / 門林岳史
女の子はライダーになれたのか “境界線上の存在”としてのライダーの喪失 / 筒井晴香
【来るべき朝のために】
はじまりはいつも突然 平成ライダーと過ごした時間 / 切通理作
社会の様変わりを反映した平成仮面ライダーシリーズ / ひこ・田中
面影のない街の神話劇 平成ライダーの闘う場所 / 若林幹夫
拡散から求心へ “男の子向け”番組としての成熟 / 泉信行
【平成仮面ライダー・クロニクル】
◆仮面ライダークウガ 意味としての「サムズアップ」から存在としての「いいね!」へ 『仮面ライダークウガ』論 / 海老原豊
◆仮面ライダーアギト 違和感の勝利 『仮面ライダーアギト』はなぜ傑作か / 藤田直哉
◆仮面ライダー龍騎 死者の夢、鏡のある小部屋 / 村上裕一
◆仮面ライダー555 多重プロットドラマとしての『仮面ライダー555』 / 堺三保
◆仮面ライダー剣 ヒーローとして働くということ 『仮面ライダー剣』に見る今時のワークスタイル / 真実一郎
◆仮面ライダー響鬼 響鬼と響き交わした日々に / 東雅夫
◆仮面仮面ライダーカブト 擬態・格差社会・コミュニケーション 『仮面ライダーカブト』 / 樋口康一郎
◆仮面ライダー電王 電王はなぜそれでもヒーローなのか 犠牲・記憶・想像力 / 入江哲朗
◆仮面ライダーキバ 怪物的宿命を生きる美の血脈 『仮面ライダーキバ』をめぐって / 樋口ヒロユキ
◆仮面ライダーディケイド 『仮面ライダーディケイド』、旅の途中 / 石岡良治
◆仮面ライダーW ハードボイルドからハーフボイルドへ / 小野俊太郎
◆仮面ライダーオーズ/OOO 愛と平和と自己決定 / 水無田気流
◆仮面ライダーフォーゼ うちゅうひこうしのうた 『仮面ライダーフォーゼ』論 / 飯田一史